無印良品が誕生して今年で40年。
『MUJI IS』無印良品アーカイブはこれまでに発売した商品や活動の“もの語り”です。
無印良品の一品一品がどういう思いでつくられたかを「15の動詞」で整理しました。ものが生まれるとき、動詞が息づきます。
■『MUJI IS 無印良品アーカイブ』
発行:株式会社 良品計画
著者:くらしの良品研究所
消費税込1,760円
私がはじめて使った無印良品は学生のときの文房具です。これは“飾らない”という動詞で整理されています。ごみ箱は20年経った今でもわが家で健在のオールド無印良品。“整える”という動詞。
マタニティウェアも愛用しましたよ。シンプルなものが好きな私は、無印良品のマタニティを見つけたとき飛びついて買いました。
6月生まれの息子がお腹の中でまだ握りこぶしぐらいだったころ、つわりがひどかったんです。そんなとき、軽くてあたたかくて、肌触りが良い無印良品のマタニティのワンピースとタイツが私を救ってくれました。この本の中では“寄りそう”という動詞のページを読むと納得です。「困ったとき傍にいて、そっと背中を押してくれる友人のように」。
その後、娘のときにも着用し友人へ譲りましたが、何人かの赤ちゃんがそのマタニティをまといお腹で成長していったと思うと、なんだか愛おしいですね。
ぱらぱらページをめくると「そうそう、これこれ」と、みなさんの懐かしい思い出の商品も登場するかもしれません。p.231に当店イオンモール堺北花田の掲載もあります。ぜひお手にとって読んでみてくださいね。そして商品に対する無印良品の思いも感じていただけると嬉しいです。
『MUJI IS』はOpenMUJIの“今日のずっといい言葉”の黒板の横にあります。
少しの言葉でもの本来のすがたを伝えてきた無印良品は、生まれたときから「素」となる言葉を大切にしてきました。本は「素の言葉」の宝庫です。MUJIBOOKSでは、長く読み継がれてきた本をあつめて、これからも本のあるくらしを提案します。
無印良品 イオンモール堺北花田 2020.10.21