【堺北花田】下を向いて歩こう|MUJIBOOKS

下を向いて歩こう

MUJI BOOKS

2022/10/05

 MUJIBOOKSの10月の特集は「下を向いて歩こう」。
植物博士、農学校の先生で詩人、いつも子どもの目線で絵を描いた画家。足元にこそ世界がありました。

■牧野富太郎 
下を向いて歩こう

 生涯を草木に捧げた日本植物学の父が語るユーモラスな植物談義を収録した新刊を軸に、富太郎に関する本を紹介します。効率や成果主義から距離を置いて、好きなものに没頭する人に贈りたい。


■宮沢賢治
下を向いて歩こう

 賢治の作品世界には、サステナブルな社会やSDGsの原型があります。農学校の先生でもあった宮沢賢治の入門本を通して、足元の自然を愛し、地球の裏側に想いを馳せた、デグノボーな詩人に乾杯。


■茂田井武
下を向いて歩こう

 かつて子どもだったすべての大人へ。はじめて「世界」を感じたときの驚きや喜びや悲しみは、時間と共に失われるのでしょうか。夭逝の天才画家、茂田井武は子どもの目線で絵を描き続けました。


■路上観察
下を向いて歩こう

 うだつの上がらない日も、うつむいて歩けば意外な発見や出会いがあるものです。マンホールや面白い看板、石ころまで。歩くだけで発見の連続。ウェブでは見つからない、足元に広がる宇宙へいざ。
 
下を向いて歩こう

 堺には「けやき通り」という約170本ものけやきが植えられた道があります。夏はあおあおとした葉っぱ、秋はあでやかに色づいた紅葉。季節折々、木々のトンネルがとても美しい道です。けやきのふもとにもいろんな植物が植わっていて、先日、足元に目をやると、小さな枝にセミの抜け殻を見つけました。一つ、二つ…。いえ、小枝や草むらあちこち無数にありました。ここからたくさんのセミが成虫となって飛び立って行ったんですね。

 セミが幼虫として過ごす期間は成虫よりずっと長く、その間、土の中で栄養を摂りながら過ごしています。私が抜け殻を見つけた場所の地下にも、きっとたくさんのセミの幼虫が育っていて、来年、再来年と飛び立っていくのでしょう。下を向いて歩くのも良いもんだなあ。みなさんの見つけたものも教えてくださいね。
 
下を向いて歩こう
 
 場所はOpenMUJIです。ぜひお手に取ってご覧ください。
 
下を向いて歩こう


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無印良品 イオンモール堺北花田 2022.10.5