いよいよ今週土曜日、2月27日に大きくリニューアルオープンします。
海鮮丼の人気ブース「鮓」に加えて、あらたに「糀」「茶」「蒸」の3つのブースが店内中央のフードコート内に揃い、地元である堺に根ざした食がさらに充実します。
「茶」「糀」に続いて、「蒸」のブースをご紹介いたします。
「蒸’s」という名前には、ジョーズと読んで親しんでほしいという店長の想いが込められています。地域の人々に笑顔で親しまれる豚まんをつくりたいと、堺の人気餃子店で修業をされてきた店長が中心となって立ち上げる蒸し料理の専門店です。
実は当店がオープンしてからお客様から一番リクエストが多かったのが豚まんです。今回は開業準備中のキッチンをお尋ねしてその製造方法など伺ってきました。
「この豚まんは化学調味料は使用してなくて、実は膨張剤もこんにゃくの粉を使っているんです」と話してくれた藤原さん。「国産の豚肉がたっぷりで食べ応えがあって、ふっくら蒸しあげると1つ230円なんですがほんまにお腹いっぱいになるものが出来上がりました」と笑顔に自信がこぼれます。
私たちが一番驚いたのは、生地は少し寝かせることで発酵させているということ。それがあの豚まんのふっくらしたおいしさの秘密だったんですね。「豚まんてそう言えば誰が考えたんだろう。検索したら中国で昔々と書いてあるけれど、良く考えてみるとソウルフードって誰が考えたってことじゃなくて人々や家々に知恵として継がれてこの時代にここまで辿り着いているんだね」とスタッフのひとこと。お茶や糀だけでなく、豚まんだって彼方からの贈りものだったのですね。
「せいろで蒸しあげるということも理にかなっているんです」と藤原さん。蒸気で蒸し上げると熱を通した旨味を中に閉じ込めて具材の良さを引き出してくれるのだそうです。たしかに中からじゅわーっとあふれ出るあの瞬間がたまりませんよね。木の香りでさらに風味も増し、蒸し料理も人と自然の交わりの中から生まれた食文化であることを感じました。
豚まん以外にも、焼売や小籠包や中華ちまきなどおいしいメニューがたっぷり。何やらレシピの中にはご家族秘伝のものもあるとか。私は取材の帰りにせいろが欲しくなってしまいました。手間をかけて丁寧にお料理したものがおいしいってことなんですよね。小籠包以外はお持ち帰りができますので、うちで楽しめるのもうれしいです。
ジョーズさんが情熱で蒸し上げるお料理が皆さまに親しまれますように願っています。
おいしいってどこからやってくるんだろう。
明日からは各ブースのメニューをお伝えしますので、配信をお楽しみに。
おいしいものは自然とどうやら関係があるような気がしている私です。
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