『わたしとキッチン』は、無印良品で働くわたしがお気に入りのキッチン道具を紹介したり、ときにはだれかのキッチンを見に行ったりする全10回の連載です。
毎日立つキッチンにはその人のものの使い方だけでなく、性格や考え、人柄までもが息づきます。そこから見えるのは、食べることや生きること、もしかしたらくらしの細部まで。
毎日当たり前に使っているキッチンを、わたしと一緒に見つめなおしてみませんか。
■フレンチトーストは突然に
キッチンいっぱいに広がるバターの香り。焦がし目が香ばしく、口の中でふわんととろけるフレンチトーストは、幸せの象徴です。卵のやさしい黄色がなぜか懐かしく思えるのは、小さいころに家でつくってもらったことを思い出すからでしょうか。
フレンチトーストのつくりかたは家によってさまざま。調理する1時間ほど前か、はたまた前の晩から食パンを液に浸しておくのが一般的かもしれません。
でもわたしがフレンチトーストをつくるときって、「あ、フレンチトーストが食べたい。今食べたい!」という強い気持ちが何の前触れもなくムクムク沸いてくるんです。牛乳と卵を別々に漬けるなんて面倒。前の晩から食パンを液に浸しておくなんて待ってられない。忙しい朝でもフレンチトーストが食べたい。
気分屋でせっかちなわたしは、キッチンに立ってすぐつくれる、時短レシピをおすすめします。
1. 材料を用意します。
卵(2個)、牛乳(200ml)、はちみつ(お好みで)、バター(適量)
フタをしたまま電子レンジで使えるバルブ付き密閉保存容器・大
2. 卵液をつくります。
新鮮な卵と牛乳と、今回ははちみつを使用しました。砂糖はここで液に混ぜても、焼きあがりに粉糖や蜂蜜をかけても。
3. 食パンを浸します。
無印良品の『フタをしたまま電子レンジで使えるバルブ付き密閉保存容器・大』だと食パンが2枚入ります。
4. 電子レンジで裏表30秒ずつチン。
ここがコツです。500Wで30秒チンすると、おどろきのスピードで食パンに卵液が染み込んでいます。
菜箸でひっくり返して、もう30秒チンすれば、食パンの白が全部薄黄色に染まるくらい。時短かんたん、うれしいですね。
5. バターをひいたフライパンで焼きます。
バターを多めにひいて、表面はカリッと、中は火を通しすぎずプルプルに。バターの甘い香り、香ばしい焼き目が食欲をそそります。(黄身が混ぜきれていませんが、ご愛嬌で……。)
6. お気に入りのお皿に乗せて、完成。 余裕のある朝には仕上げに粉糖を振って、粉糖がすぐ溶けてしまうくらいアツアツのふかふかを口いっぱいにどうぞ。おともには、きゅっと冷たい水出しコーヒーでお願いします。
中まで染み染み、ふわとろ!
<当店で材料をそろえるなら>
『四葉のクローバー』1パック(10玉入)消費税込198円
『みんなだいすき酪農牛乳』1パック(1000ml)消費税込203円
『てんさい糖』650g 消費税込510円
Café&Meal MUJI『牛乳食パン』1斤 消費税込400円
『フタをしたまま電子レンジで使える バルブ付き密閉保存容器・大』消費税込1,090円
『水出しオーガニックコーヒー オリジナルブレンド』500ml用30g×3袋 消費税込490円
※8月19日(月)の価格です
次回、わたしとキッチンvol.3は「うちの食器棚」です。お楽しみに。
わたしとキッチン アーカイブ
vol.1「コンロそうじ」
無印良品 イオンモール堺北花田 2019.08.19