こんにちは、BOOKS1号です。
今週、読んでおすすめする本は『モモ』です。著者は、1929年に南ドイツに生まれました。
この本は、「時間」とは何かを問う名作。
『 モモ』
出版社: 岩波少年文庫
著:ミヒャエル・エンデ
訳:大島かおり

今は、とても便利な時代です。何か調べたいことがあれば、スマホやパソコンでささっと。洗濯は、ボタンを押せば数十分でできあがり。掃除機だって自動で動いてくれます。
仕事では「効率」「コスパ」は大事ですが、時間に追われてしまって、人間本来の生き方を少し忘れてしまっていることありませんか?私もそうです。「忙しい」「ちょっと、いま待って」「あとでね」ゆとりがなく時間に追われてしまうこと、あります。
「時間とは、生きるということ。人のいのちは心を住みかとしている。人間が時間を節約すればするほど、生活はやせ細っていく」
この本の一文です。
少し立ち止まって、空を見上げてみませんか?季節を感じる雲が見えるかもしれません。
いつもは気がつかなかった花にも気づくかもしれません。
おいしいお茶を入れて、ゆったりと本を読むのもいいですね。
モモのように、目の前の人の話に耳を傾けてみてください。
「光を見るために目、音を聴くために耳、時間を感じとるために心がある」と著者は語っています。とりとめのないお喋りや、ゆとりのある生活って大事なんだと気づかされる「この本」。
ぜひお手にとって読んでみてください。
「私とこの本」で紹介の本は、今日のずっといい言葉の黒板の下にあります。
→過去のアーカイヴはこちらから
MUJI BOOKSはこちらから

無印良品 イオンモール堺北花田