皆さま こんにちは。
3月も半ばになりました。
寒暖の差はまだまだありますが、暖かさと共に咲き始めた川沿いに並ぶ桜の木を見つけると、自然と気持ちが明るくなりますね。
さて明日は 3/20 春分の日です。
春のお彼岸は「春分の日」を中日として前後3日間、計7日間が「お彼岸」の期間となります。
日本古来の自然観や先祖崇拝の影響から、亡くなった家族やご先祖は迷いのない「彼岸」へと渡り、時々私達の生きる此岸に姿を現すと考えられるようになりました。
春分の日と秋分の日には、太陽が真東から上り真西へと沈みますが、それによって彼岸と此岸とが通じやすくなり、これらの時期に先祖供養をすることでご先祖の冥福を祈るとともに、自らもいつか迷いのない此岸に到達できるよう願ったのです。
ひと口に「お彼岸」と言いますが、彼岸と此岸(あの世とこの世、すなわちご先祖と私たち)とが交流する行事であり、そのための場所が「お墓」なんですね。
お彼岸にお墓参りをする理由が、何となくお分かりいただけたでしょうか。
さて、鎌倉には鎌倉幕府の創始者、源頼朝の墓所があります。
鶴岡八幡宮から歩いて数分程、裏手の小高い丘の上です。かつて、頼朝が戦の休憩所としていた場所とも言われています。
周りには亡くなってからも頼朝を支える、家臣たちのお墓もあるそうです。
急な階段を少し登ると、
史跡法華堂跡(源頼朝墓・北条義時墓)
質素な佇まいではありますが、ここから鎌倉の街を一望できたと言われるように、なんとも落ち着いた気持ちになれる場所です。
お彼岸にお参りすると、頼朝公とより近い距離でお話できるかもしれませんね。
ぜひ、一度訪れてみて下さい。
春分の日は
「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」ためのもの、とも言われています。
季節が変わっても花が一輪も咲かなかったら、と思うと恐ろしくもあります。
土から草花や虫が顔を出す、そんな自然の力から私達もたくさんパワーをもらっているのだなぁとあらためて思います。
ここ2~3日では、お墓参りを終えた後にお食事にいらっしゃる方も増えています。
皆さんもぜひ、季節の移り変わりを感じながら春のお彼岸を過ごしてみて下さい。
Café&Meal MUJI ホテルメトロポリタン鎌倉
本日のおたより ナカゴメ
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