先週は秋晴れの気持ちのいい日が続きました。
秋の季語、「星月夜」(ほしづきよ・ほしづくよ)という言葉をご存知でしょうか。
晴れて星が輝き、月夜のように明るい夜という意味で、「鎌倉」を導く枕詞でもあります。
この美しい言葉、以前おたよりで紹介した「
星月の井」が由来になっているそうです。
明治半ばから昭和初期、鎌倉市がまだ鎌倉町だった頃の町章は、この「星月夜」がモチーフとなっています。
よく観察しながら鎌倉を歩いてみると、この「星月」マーク、所々に残っているのです。
まず鶴岡八幡宮から北鎌倉方面に抜ける巨福呂坂洞門の中。
歩道からは少し高い位置で見づらいですが、星月を切り抜いた円筒状の照明があります。
そして、昭和3年に開館した鎌倉国宝館。
正面の扉に、当時活躍したステンドグラス工芸家・小川三知氏の作品を今も見ることができます。
柔らかな色合いに、思わず足が止まります。
こちらは極楽寺地区にあるマンホール。
星月マークのマンホールはこの1箇所にしか残っていないそうです。
見つけるとちょっと嬉しい星月マーク。
100年も前のものとは思えない、どこか新しさも感じさせるデザインです。
他にも、小学校の校章やガス屋さんの看板などに見つけることができました。
みなさんも、かまくら散歩の折には、まだ町のどこかに残る「星月夜」を探してみてくださいね。
月曜日のおたより カルベ
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