皆さん、今日は何の日かご存知ですか?
今日は、8月31日。“野菜(831)”の語呂合わせから“野菜の日”と制定された記念日。この日には、全国青果物商業協同組合連合会などの人たちの、「もっと野菜のことを知ってほしい」「野菜をたくさん食べてほしい」という想いが込められているそうなんです。
地下1階の青果売場でも、京都をはじめ近隣の農家さんたちから届いた新鮮な野菜が並んでいます。今日はその中から、滋賀県野洲市で、農家を営む『レイクスファーム』の辻さんのブルーベリーを紹介します。
「無農薬でブルーベリーを育てている辻さん。私たちスタッフは春に農園を訪ねてきました」
ブルーベリーの木ってこんなに大きいんですね。膝丈程度のものかと思っていました。
「畑には背丈よりも大きな木がずらっと並んでいて、膨らんだつぼみが開花を待っている様子でした。果樹の無農薬栽培は、並々ならぬ努力が必要で、木についた毛虫やミノムシを1つ1つ手で取っているのだそうです」
「また収穫も手作業。収穫後、選定をして良いものだけが店頭に並んでいるんです。『変なものは出したくない。木、1本1本に声をかけ愛情込めてつくっています』と仰っていました」
ブルーベリーの栽培にそんなに手がかかっているなんて……。まさに、手塩にかける、ですね。
「ブルーベリーの旬は7月下旬から8月。フレッシュが食べられるのは今だけです。サイズが大きいのでひと粒でブルーベリーの味が堪能できますよ」
さっと水流いしたブルーベリーは、ブルームが付いていて水を弾いています。ブルームとは、果実から自然に分泌される天然物質で、水の蒸発を防ぐ働きがあると言われています。このブルームが付いているものは、熟した新鮮な果実の証なのだそう。
ブルーベリーって皮ごと食べるから、無農薬と聞くととっても安心します。
皮に歯を立てた瞬間に、甘い華やかな香りがぱっと広がります。やわらかい果肉は凝縮されたような甘み。この小さな果実から、こんなに甘く、さわやかでいて深い味わいが感じられるなんて驚きです。皮にのこる微かな酸味がまた、絶妙ですね。
ヨーグルトと食べるなら、ぜひプレーンでどうぞ。甘みはブルーベリーで十分なんです。
サラダにもしてみました。レモンの酸味とチーズのまろやかさ、ブルーベリーの甘みがマッチしています。ベーコンや生ハムなど塩気のあるものとの相性も良さそうです。
ほかにも“野菜の日”にちなんで、集まった地域の農家さんの野菜がたくさん。
(撮影:平野愛)
野菜ソムリエとして地下1階のキッチンカウンターでレシピを提供している、『食まちアグリゲーション』の渡邉さんは、滋賀・守山で野菜を生産する農家さんでもあります。そんな『食まちアグリゲーション』からは、夏に食べたい、モロヘイヤやつるむらさき、空心菜などが。
(撮影:平野愛)
つながる市でも産地を訪ねた京都・久御山の『村田農園』からは、九条ネギとふわとろなす。
もちろん、今日ご紹介した辻さんのブルーベリーもありますよ。なんと、ブルーベリーは今日が最終入荷なんです。
無印良品 京都山科は「食」をテーマにしたお店です。これまでも、つながる市や店舗からのおたよりを通して、普段は見えない食材の背景にある物語をお伝えしてきました。
良いものって上等であることがすべてじゃないのかもしれません。つくる人の顔がみえたり、誰かとのつながりを感じることもまた、良いものの価値なのだと思うんです。
この機会にぜひ、農家さんが丹精込めてつくった新鮮な野菜を手に取ってみてくださいね。
産地取材レポート
→つながる市VOL.12
【食べることでつながっている。】
→つながる市VOL.18
【おいしいってあたたかい】
#831
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#肉とでも
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