【京都山科】太く、やわらかな春の味、アスパラガス|はなおか青果

アスパラ

食のお便り/入荷情報

2020/05/05

 5月に入った途端に夏日が続き、初夏の香りをふくんださわやかな風が気持ちいいですよね。
 5月5日はこどもたちの成長としあわせをお祝いする「こどもの日」。もともとは、「端午の節句」と呼び、男の子が強くたくましく育つようにと願いを込めた日でもあり、この時期、こいぼのりを飾るおうちをよく目にしますよね。

 そんな「こどもの日」にはなおかさんが紹介してくれるのは、太く、たくましく育ったアスパラガス。
 
 比べてみても、この太さ!こんなアスパラガス見たことないです。

 「このアスパラガスは、滋賀県彦根市薩摩町で福原さんという方がつくっている『スーパーウェルカム』という品種なんです」

 アスパラガスに品種があるなんて知りませんでした……。

 「一般的に市場に出回るのは『ウェルカム』という品種です。福原さんは、ほかにも『シャワー』や『マリー』といったそれぞれ甘みと水分量の違う品種を全部で6種類ほどつくっています」

 どれもなんだかかわいらしい名前ですね。

 「福原さんがつくる『スーパーウェルカム』のおいしさの秘密は、株の育て方と土にあるんです。僕も産地を訪ねて実際に見てきました」
 
 「アスパラガスは一度植えると、10年近く同じ株から収穫できる野菜って知ってましたか。そのため土づくりは大切です。冬のあいだに丹精込めて耕し、そこで成長する株から生える茎を見極め、間引いているんだそうです」

 そうやってつくられた『スーパーウェルカム』は茎が太く、当店で仕入れているのは2Lから3Lほど。やわらかく水分量が多いのが特長なんだとか。
 
 「穂先が濃い紫色をしていますよね。これは、よく眼精疲労に良いとされるアントシアニン。穂先の色が濃いほど、甘みがあるんだそうですよ」
 
 「僕はその場で生でいただきました。みずみずしく、果物のような甘みとしゃきしゃきした食感に驚きました。サラダとしても使えそうです」

 そのまま焼いて、軽く塩をふりかけるのがおすすめの食べ方。
 
 鮮やかな緑色がきれいですね。歯をたてると、繊維のあいだからじゅわあっと果汁があふれ出してきました。こんなに甘いアスパラガスははじめてです。苦みや独特のくせがなく、火を通してもしっかりと食感が残り、根本までやわらかいですね。
 
 土から芽をだし茎をのばすアスパラガスは、まるですくすく育っていくこどものよう。ベーコンと一緒に串にさしたり、豚肉を巻き付けたフライなどは、お子さまにも人気。こどもの日のごはんにはぴったりですよ。
 皆さんもぜひ、この時期しか食べられないアスパラガスを味わってみてくださいね。


滋賀県産『アスパラガス(2Lサイズ・スーパーウェルカム)』1袋 消費税込 278円(時価)


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