カリカリ、ふわふわ、辛口の、甘口の……。カレーパンってお店によっていろんなタイプがありますよね。パン屋さんに行くと、必ず買うって人もいるくらい、カレーパンはそのお店の顔、ともいえるパンなのではないでしょうか。
お昼時の地下1階 ブーランジェ オクダには、お昼ごはんにぴったりのパンやサンドイッチがたくさん並んでいます。そんな中でひときわ目を引いたのは、こんもり盛られたカレーパンです。
きつね色に揚がったまん丸のカレーパン。見ているだけでおなかが空いてきました。
「中に包むカレーも手づくりから始めたんですよ。食材やスパイスの配合など、お店に置きたい味を見つけるまでにとっても時間をかけてるんです」
「今はレシピ通りの味を再現してくれるところへお願いしているんですけど、初めに“この味だ”っていうのをつくることが、当店へ来ていただく意味につながるんだと思っています。ぜひ、それを食べて感じてほしいです」
今日はカレーパンには目がないというアラタくんと一緒にいただきました。
中にはカレーフィリングがぎっしり!
かじると、ざくっと気持ちのいい音がします。生地は驚くほどもちもちで、手で引っ張らないと噛みちぎれないほど。スパイスの香りが鼻を通り抜けて、噛んでいくうちにもちもちの生地と生地が吸った油、カレーフィリングが混ざり合って、思わず笑みがこぼれます。
「スパイスが効いてるけど辛すぎず、中身が濃厚で揚げてあるパンにも負けませんね」
合挽ミンチと玉ねぎで仕上げたカレーは、しっかりと煮詰められてミンチの旨味と玉ねぎの甘みがぎゅっと詰まっています。
「このもちもち感はクセになりますね。お昼ごはんに食べたいカレーパンです」
このカレーがあるから生地のおいしさがわかるし、この生地だからカレーのおいしさが引き立つんだ、と食べていて感じます。
「もう一個食べてもいいですか?」というアラタくん。すっかりブーランジェ オクダのカレーパンの虜みたいです。
以前、奥田さんにパンづくりで大切にしていることを聞いたとき、「毎日同じ大きさ、同じ味を心がけることです。普通につくるっていうことが一番難しいことなんですよね。」と話してくれたことを思い出しました。
たしかに、良いとされる食材を使ったものはおいしいですよね。でも、くらしに寄り添う“普通のおいしい”を毎日届けることって簡単なようでむずかしい。ブーランジェ オクダのパンは、職人の手で、パンを食べる私たちのことを考えながら毎日一つひとつつくられている、ということを改めて気づかせてくれます。
皆さんもぜひ、ブーランジェ オクダのカレーパンを味わってみてください。一度食べると、つい明日も買いに行こうかな、と思っちゃいますよ。
『カレーパン』1つ 消費税込 185円
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