【京都山科】「おいしいってあたたかい」ふるまい&トークレポート

【京都山科】「おいしいってあたたかい」ふるまい&トークレポート

食のお便り/入荷情報

2020/02/13

 皆さん、こんにちは。青果売場を歩いていると菜の花やうすいえんどうなど春の顔ぶれが並びはじめて、なんだかうれしくなる季節になってきましたね。

 今日は2月9日に開催した、つながる市記念イベント「おいしいってあたたかい」の様子をレポートにしてお届けします。
 
つながる市


 つながる市記念イベントでは毎回、生産者さんをお呼びして食べものがどこでどうつくられているのか、どんな気持ちを込めてつくっているのかを試食を交えながら楽しくお話していただいています。今までには大枝の柿農家さんや養鶏場カンナンファームの会長・社長に来ていただき、いっしょに「おいしいってなんだ」について考えてきました。
フォローのしかた

 今回のゲストは滋賀・守山市で農家を営む“食まちアグリゲーション”の渡邉維子先生。私たちが「先生」とつい呼んでしまうのは、渡邉さんは地下1階のキッチンカウンターというライブキッチンで旬野菜を使ったレシピを試食提供してくださっている、野菜ソムリエの先生だからです。
渡邉さん

 「食と農をつなげたいと思って活動しています。今日はみなさんがくらしの中で、少しでも農業っていうものを身近に感じて欲しいなって思って来ました」

 渡邉さんの明るい表情と素敵な声で、会場が朗らかな空気に包まれます。テーブルには渡邉さんが朝からつくってくださった冬野菜を味わえる料理3品。切り干し大根の炊き込みご飯、根菜のお味噌汁、冬野菜の温サラダです。
料理

 「野菜を噛んだときの甘みを感じて欲しいから、大きめに切ってます。サラダは塩糀で和えただけ。野菜のおいしさってすごいんです」

 クイズも交えながら、みんなで野菜について勉強しました。
 根菜がよく育つのは砂地、とか。新鮮でおいしい大根の見分け方、とか。知っているようで知らなかったことを見つけて知って考えてみると、またあたらしい感動がありますね。
野菜

 最後にはおみやげに渡邉さんの畑で採れた野菜をお持ち帰りいただきました。みなさん、家に帰ってどんな料理をつくるのでしょうか。
畑

 12月にスタッフで産地取材に行ったあの畑を思い出し、胸がじんとしました。渡邉さんが一生懸命お世話をして育ったあの野菜たちが、偶然や必然の出会いを通して、ひとつひとつの家庭に届いて、お母さんが調理して、食卓に並ぶ。
 「渡邉さんのつくる野菜って、すごく渡邉さんらしくって。おいしいって、感性だと思う」と、取材先で出会った農家さんが仰っていました。わたしたちが野菜を噛んだとき、なにを想っているでしょうか。おいしいって味覚だけじゃなくて、記憶や五感すべてにつながっているんですよね。
渡邉さん

 「おいしいって、人と人とが想い合う気持ちから生まれるもの」と渡邉さん。くらしの中で食べる人がつくる人のことを想う、またつくる人が食べる人のことを想うひとときがあれば、食卓はきっともっと楽しくなるはず。
 冬の野菜は心に沁みるようにおいしくて、毎日のごはんが楽しみになるような、そんなイベントになりました。
フォローのしかた

 渡邉さんのお野菜たちは地下1階の青果売場で販売しています。豊かに育った旬の野菜ばかり揃っていますので、ぜひ手に取ってみてくださいね。


産地取材レポートはこちら
切り干し大根の炊き込みご飯、冬野菜の温サラダのレシピはこちら



 京都山科を店舗フォローして、毎日の新鮮なおいしい情報やイベントの最新情報をチェックしてくださいね。右上のフォローボタンがエンジ色になればフォロー完了です。
フォローのしかた

無印良品 京都山科

関連記事