【京都山科】たんと食べたい、ミネストローネ｜たんとスープ

　「今日は冷えるなあ」なんて日が増えましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすいもの。そんなときは野菜たっぷりの温かいスープでからだを労りませんか。
 
　スプーンですくうと色とりどりの野菜がごろごろっと顔を出し、食べる前からわくわくするスープ。
　これは、地下1階のフードコートにある農家直営のスープ専門店『たんとスープ』のミネストローネです。
 
　使用しているのは、西日本を中心とした自家農園で農薬や化学肥料を使わずに育てた野菜。その時期に収穫できる野菜を使っているから、季節や日ごとに野菜の内容が変わるスープを楽しめます。ミネストローネと言えば、人参や玉ねぎが定番ですが、ごぼうやじゃがいも、冬瓜が入るとこもあるそうですよ。

　今回いただいたミネストローネには、なすやかぼちゃ、人参、ビーツなど5種類の野菜が入っていました。果肉の赤い野菜の正体はビーツだったんですね。
 
　ベースは野菜の皮やへたなどから取ったベジブロスに、昆布だしを合わせています。野菜くずとなる部位には野菜の栄養がぎゅっと詰まっているのだそう。
　農薬・化学肥料不使用の野菜を使い、店内の厨房で手づくりしているからこそつくれるもの。ちゃんと余さず使われているって知るだけで、野菜への愛情が深まりますね。
 
　口に入れた瞬間はにんにくの香りがふわっと広がり、あとから溶け出した野菜の甘みが追いかけてきます。こっくり甘いかぼちゃ、畑の香りがするビーツ、瑞々しさの残るなす……。野菜それぞれの味は際立っているのに、とっても優しい味わいです。

　『たんとスープ』のスープには「食べたものが私たちのからだをつくっている、という考え方が、もっとみなさんの“当たり前”になってほしい」という気持ちが込められています。だから、こんなに優しいのかな。まるで家族を思いやる気持ちのよう。
　ぜひみなさんもフードコートで農家さんが真心こめてつくったスープで元気を蓄えてくださいね。


『ミネストローネ』



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