【京都山科】春のお弁当提案｜いっしょにつくろう

　無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
　現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
 
　気持ちの良い季節になりましたね。せっかく外に行くなら手づくりにしたい。小川先生が旬の食材をつかったお弁当を紹介してくれます。

■スナップえんどうの三色丼

　「この時期のスナップえんどうは味が濃く格別だと思うんです」
 
　今回使うのは大分県産。ぽきっと筋取りがくせになるスナップえんどうは茹で上がったら冷水にとることで、鮮やかな緑色を保つことができますよ。
 
　茹でるのも、卵そぼろも、さばそぼろも同じフライパンでつくれば、洗い物も少なくて済みますよね。

　「さばの水煮は缶汁ごと入れ、汁気がなくなるまで炒めるのがポイントです」
 
　無印良品『木製 漆塗り弁当箱』にごはんを詰め、具材を盛り付けると、目にも楽し気な三色丼の出来上がり。「このお弁当箱、洗いやすくて、軽くて、大きさもちょうど良く、買ってよかった」と小川先生はお弁当箱を持参してくれました。

■柑橘ゼリー
  （写真左から）

　去年もつくった柑橘ゼリーを今年は「甘平（かんぺい）」「清美オレンジ」「御荘（みしょう）ゴールド」の3種類で食べ比べ。皮に指をかけると、さわやかな香りがぱっと広がります。
 
　「甘平は果肉がぎゅっと詰まっていて、御荘ゴールドは少し力を入れただけでつぶれてしまうほどジューシー。香りや見た目でも違いがよくわかりますね」
 
　ゼリーのベースの無印良品『果汁100%ジュース みかん』は「しっかりみかんを感じられて、ゼリーにしてもうまく調和するんです」と小川先生のおすすめです。
 
　この日はお天気が良かったのでみんなでピクニックに出掛けました。
 
　「スナップえんどうのぱりっとした食感が良いですね。お豆の味が濃いから塩茹でだけなのにごはんとも合います」

　「そぼろ丼と言えばお肉のイメージですが、さばだって負けてませんね。それぞれを楽しんだら、わんぱくに混ぜて食べるのも良いなあ」
 
　陽の光に透けるゼリーはまるで宝石みたい。

　「甘平は甘みが強くて、食べたあともおいしさが続くね」
　「清美オレンジは濃厚。果肉もやわらかくてジュースみたい」
　「御荘ゴールドはグレープフルーツと文旦の良いとこどりのよう。酸味があってほのかな苦みですっきりしてる」

　みんなで食べ比べしてこんな感想が出ましたよ。

　特別なことをしなくても、お日さまの下で食べるだけで、お弁当のふたを開けることにわくわくして、いつものごはんがおいしい。忙しい毎日だけどときには、風を感じながら、ていねいに素材を味わってみてくださいね。




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