【京都山科】春を詰め込みました｜いっしょにつくろう

　無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
　現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
 
　今回は民野先生が教えてくれる、春野菜をたっぷり使った2つのレシピ。春野菜、という響きだけでおなかがすいてきませんか。

■春野菜と白身魚のビスク

　「無印良品『ひとり分からつくれる鍋の素 ビスク』が本格的な味だったのでぜひ紹介したいと思ってレシピを考えました」

　ビスクとは甲殻類を使ったフランス定番のスープ。無印良品の『ひとり分からつくれる鍋の素 ビスク』はそれをお手本にえびの旨味とトマトの酸味を生かしてつくられています。
 
　やわらかそうな春キャベツに、まぶしいほど白い新玉ねぎ、青い香りのスナップえんどう……。春の息吹を感じます。春が旬の鯛も使いますよ。

　「あとは温めたビスクで野菜を煮るだけ。沸騰させすぎるとスープが分離しやすくなるので注意してくださいね」
 
　湯気があがってくると奥深い香りに引き寄せられます。
 
　鮮やかな色と食感を生かすために茹でたスナップえんどうは最後に。

　「えびの濃厚さと春野菜の甘みでまろやか。あとくちはトマトの酸味で見た目よりすっきりしています」

　「ボリュームがあっても春野菜なら短時間で煮えるから休日のお昼ご飯や忙しい日の夕飯につくりたいです」
 
　民野先生のおすすめでガーリックトーストをつけて食べると、にんにくが効いたパンチのある味わいに変化しました。パスタに合わせても良いですよ。

■金柑ソースのチキンソテー

　皮ごと食べられ、甘くて酸っぱい金柑ですが、そのまま食べるだけではもったいない。今回はソースにしてチキンソテーといっしょにいただきます。
 
　使ったのは九州産『ありたどり』。地下1階のお肉屋さんでは毎週金曜日に「金曜肉の市」と題して、対象商品をよりどり2パック500円で販売しています。お肉の買い置きをした日にはぜひ試してみてくださいね。
 
　種を取り輪切りにした金柑を、白ワインや醤油を合わせた調味料で煮詰めると、さわやかな香りが広がります。

　「金柑に含まれるペクチンで自然ととろみがついてきますよ」

　焼いておいた鶏肉と絡めたら完成です。
 
　「火を通すと金柑の甘みをより感じます。柑橘とお肉って相性いいんだなあ」

　豚肉や魚、ふかしたじゃがいもにも合わせてみてくださいね。
 
　料理って不思議です。具材を変えるだけで火を加えるだけでいつものごはんがおいしくなる。その変化は劇的なものではないけれど、毎日の食卓に小さな発見をもたらしてくれます。
　みなさんも今しか楽しめない春野菜のおいしさを味わってくださいね。



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#鍋だけど鍋じゃない
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