無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
「もうすぐ春だなあってわくわくする3品を選んでみました」
教えてくれるのは小川先生です。
そら豆に菜の花、見ているだけで春のやわらかな風を思い起こしますね。
■
カリフラワーのゆずバター炒め
冬野菜のカリフラワー。旬は3月ごろまでだそうで、楽しむなら今しかないですね。今回は京都府産のものを使いました。
「カリフラワーは塩と小麦粉を入れたお湯で茹でるときれいに茹でることができますよ」
茹でたカリフラワーはほたて貝柱とミニトマトといっしょに炒めます。仕上げにゆずの皮をちらせば完成。
「柚子のさっぱりとほたてやバターの濃厚さが合わさり、簡単なのに深い味わい」
「カリフラワーってどう使ったらいいのかわからないから、食卓に登場したことがなかったんです。でも、食べるとクセもなく扱いやすくていろんな料理につかえそうって思いました」
白に赤と黄色が映える一品は、冬から春へ向かうこの季節にぴったりですね。
■
そら豆と桜のおこわ
春といえばお豆類が豊かな季節。ふかふかの布団に包まれたそら豆はぷっくりと実が詰まっています。
皮を剥いて半分に割ったそら豆は、炊きあがり10分前に炊飯器に入れるのがポイントです。
「このひと手間がちょうど良い食感のそら豆に炊きあがるコツ。うちの子は豆が苦手なんですが、このレシピだと食べてくれるんです」
炊きあがったら塩抜きした桜の塩漬けと混ぜます。鮮やかな黄緑と桃色のコントラストがきれい。食卓に花が咲いたようです。
「桜の塩気、そら豆のほくほく、おこわのもっちり食感は相性抜群ですね。お弁当に入っていたらうれしいなあ」
■
菜の花コロッケ
「京都府産の菜の花と黄色い色が特長の北海道産インカのめざめを使いますよ」
菜の花とじゃがいもはそれぞれ電子レンジで加熱します。手間のかかるコロッケですが、下準備が電子レンジで済むとうれしいですよね。
マッシャーで潰したインカのめざめはじゃがいもとは思えないほどの黄色。まるでさつまいもです。
からからと揚がる音やこんがりきつね色が食欲を誘いますね。熱々を頬張ると、じゃがいも本来のほのかな甘みが香りになって鼻に届きます。
「お芋のコクと菜の花のほろ苦さが良いバランス。味付けがバターと塩糀だけだとは思えません」
「やっぱり揚げ物って素材のおいしさを閉じ込める料理ですよね」
さわやかな青さやほろ苦さを味わっているとあたたかな春が待ち遠しい。
私たちのまわりには効率ばかりを求めるレシピが溢れているけれど、ときには素材と向き合って、ていねいに料理してみるって良いかもしれません。なにより、素材に触れたり匂ったりしながらつくることって楽しいんですよね。
#春
#目で楽しむ
#舌で楽しむ
#今日は料理しよう
#油が大切
#季節を感じる
#お子さんとも
京都山科を店舗フォローして、毎日の新鮮なおいしい情報やイベントの最新情報をチェックしてくださいね。右上のフォローボタンがエンジ色になればフォロー完了です。
無印良品 京都山科