無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
今回は民野先生が教えてくれる九条ねぎを生で、炒めて、煮て、食べつくすレシピ3つ。
「スーパーなどでは1年中出回る九条ねぎですが旬は冬。とても長い歴史を持ち、京の伝統野菜でもあるんですよ」
<煮>
九条ねぎとさば缶のすき焼き風煮
白から緑へのグラデーションがきれいですね。ハリがあって白く反射しているように見えるほど。
「見て、この“おねば”。このおねばが多いほどとろっと甘いとされているんですよ」
本来、冬が旬の九条ねぎは霜が降るたびに糖分を含む粘液が葉の中に蓄積されていくと言われているのだそう。これが民野先生の言う通称“おねば”。たしかに、溢れてくる液体に触れてみるとねばりを感じます。
「九条ねぎは青い部分もしっかりしていて、香り高いのが私の好きなところ。青い部分も白い部分もそれぞれ魅力があることを伝えたいです」
「ポイントは鍋で煮るときに、青い部分は最後に入れること」
ふたを開けると、甘辛いだしの香りが一気に立ち昇ります。
「だし汁をたっぷり吸って中までくたくた。ひとくちで九条ねぎの良さがわかるレシピですね」
ゆっくりのどをつたっていく熱々のねぎを感じるのってたまりません。
<炒>九条ねぎとパプリカのレモン風味炒め
緑と黄色のコントラストに目が醒める!加熱すると一段と緑が鮮やかになりました。
「食感を残すために炒めすぎには注意ですよ」
炒めるうちにおねばのおかげで自然ととろみがついて、つやつやになりました。
「炒めただけなのに九条ねぎのとろみがよく出ていますね。全体をまとめるレモンの酸味がいい仕事してます」
<生>九条ねぎと焼ききのこの混ぜごはん
(こちらのレシピは2月配信予定です。)
無印良品『土釜おこげ』で炊いたごはんとバター、オーブンで焼き旨みを凝縮したきのこと一緒に混ぜ込むのはたっぷりの生の九条ねぎ。
刻むと独特の香りがつん、と鼻に届いて涙がでそう。
「ねぎの辛みが苦手な方は水にさらすといいですよ」
ほかほかのごはんに混ぜ込んだねぎは香りに丸みが出て、きのこ、ちりめんじゃこの香りとも調和しています。
「辛みはなくむしろ甘みを感じますね。生だからこそのシャキシャキ食感がアクセントになってる」
辛いのは苦手だけど生の食感と青みを楽しみたいって方にもおすすめです。
冷奴にもラーメンにも鍋にも欠かせないねぎ。当たり前すぎて忘れていたけれどあの香りや甘み、食感があるからこそおいしいのかもしれません。
今回の切り方も調理法も違う九条ねぎレシピはいかがでしたか?みなさんもぜひ旬だからこその味を楽しんでくださいね。
<九条ねぎとパプリカのレモン風味炒め>
材料2人分(※印は無印良品オリジナル商品)
九条ねぎ 120g(正味)
赤パプリカ 60g(正味)
(撮影では黄パプリカを使用しました)
ベーコン 35g
オリーブ油 大さじ2
A本和香糖※ ひとつまみ
アンデスの岩塩※ 少々
粗挽き黒こしょう 少々
レモン汁 大さじ1
つくりかた
1.九条ねぎは5cmの斜め切りにします。パプリカは4mmにスライスします。
2.フライパンにオリーブ油とベーコンを入れて炒めます。こんがりしてきたら、手順1を入れてさっと炒め、Aを入れます。レモン汁をまわしかけ、火からおろします。
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