無印良品 京都山科のキッチンカウンターでは、旬の食材を使った料理の試食を提供していました。
現在は安心安全のため、キッチンカウンターの営業を休止しています。休止中も、おたより「いっしょにつくろう」で、野菜ソムリエの先生がつくった新レシピや、お客さまから人気だった過去のレシピを配信しています。レシピだけでは伝えられないコツや工夫をお届けします。
「みなさんきくいもって食べたことありますか?今回は不思議がたくさんのきくいもが主役のレシピを紹介しますね」
教えてくれるのは小川先生です。
見た目は生姜のようなこのきくいも。匂ってみると土っぽいごぼうに似た香りがします。芋とは言うものの実は菊科ひまわり属なのだそう。日本に伝えられた当初は飼料として扱われてきたと言われていますが、近年は低カロリーで食物繊維が豊富なことなど健康面でも注目されているのだとか。なんだかますます不思議な野菜ですね。
切ってみると中は白く透き通っていてきれい。「生でも食べられるんですよ」と言う小川先生の言葉に、おそるおそるかじってみると……。
「さわやかなごぼうみたい。ほんのり甘くてれんこんのような食感と梨のようなジューシーさがありますね」
まさか生で食べられるとは想像もしませんでした。
「サラダなどにもよく使われますが、今回は火を通した食感の違いも楽しんでほしいです」
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きくいものクラムチャウダー
「菊芋って名前や見た目からとてもクセの強い野菜だと思われがちですが、実は生で食べられたり、火も通りやすくて扱いやすいんですよ」
きれいに土を落としたきくいもは皮ごと角切りに。玉ねぎやにんじん、ベーコンと煮ます
。あさりを加えて口が開くと、胸いっぱいに吸い込みたくなる良い香りが漂います。最後に牛乳を入れたら完成です。
「生だとしゃきしゃきだったのに、スープになるととろっとするんですね。じゃがいもを使うより軽くて食べやすい」
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きくいもの甘辛揚げ
「揚げるときは加熱したときの食感の違いを感じてもらうために、少し大きめに切ると良いですよ」
片栗粉をまぶしたきくいもを油で揚げ、甘辛いたれに絡めるだけ。油で揚げているときはたしかにフライドポテトの香りなのに、食べるとやっぱりさわやかなごぼうの味。
「外はとろっと中はさくっと食感の違いがおもしろいですね。皮も薄くてまったく気にならないです」
さっぱりとしたきくいもそのものの味に甘辛いたれが相性良く、箸が止まらない。
「親しみのない野菜って食べるのに手間がかかりそう、味の想像がつかないって、興味があっても買うまでに時間がかかりますよね。でもどうか見た目で判断しないで、えいやっと買ってみてください。こんなにおいしいんですから」
たしかに私もきくいものこと気になっていたけど、よくわからないって理由で今日まで手を引っ込めてました。でもおいしさを知ったから今日から私もきくいもファンです。
不定期ではありますが地下1階の青果売場でも取り扱いがございますので、見つけたらぜひ買ってみてくださいね。
#土偶?
#惑星?
#それきくいも
#芋だけど芋じゃない
#見た目じゃない
#心
#クセがない
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