【京都山科】料理集 定番|MUJI BOOKS

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MUJI BOOKS

2021/04/10

 最近本を読みましたか。読書をするとこころが動き、満たされた気持ちでいっぱいになります。本を読むとそこには出会いがあり、いつでも誰かの温度を感じるのです。さあ、好きな本をひらいて、こころに栄養を届けましょう。
 おたよりでは、京都山科のMUJI BOOKSから、本が大好きなスタッフがえらんだ1冊を紹介します。
 本のあるくらしがこれからも続きますように。

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『料理集 定番』(アノニマスタジオ)
著・細川亜衣
消費税込 2,420円

 こんにちは。BOOKS担当です。
 以前、無印良品 京都山科へトークイベントでお越しくださった、料理家・細川亜衣さんの新しい料理集が出版されました。
 こちら、料理をつくって写真を撮り、そのレシピや文章を書くことも全て細川亜衣さんご自身によるもの。定番料理にまつわる旅や家族の思い出にふれていると、温かい気持ちになっていきます。

 子どもの頃、祖母が畑でさつまいもつくっていて、それをたくさんお裾分けしてもらったときには、きまって母に大学芋をリクエストしていました。お芋を揚げるおいしそうな匂いは誘惑もので、その匂いに誘われて台所に行き、あんを絡める前の素揚げのお芋を塩でつまみ食いしつつ出来上がるのを待つという、なんとも食いしん坊な記憶が蘇ります。
 
 私の定番料理ってなんだろう。と家族に話してみたら、
 毎回1kg鶏もも肉で作る唐揚げ。
 箸を入れた時の肉汁具合をみんなで判定するハンバーグ。
 いつも黙々と100個包む餃子(このときは餃子と白ごはんのみ)。れんこん入りだとラッキーな、冷蔵庫にある根菜で作る肉味噌をかけたうどん。
 我が家にもどうやら定番料理と認定されたものがあるようで、ちゃんと記憶に残る手料理がつくれているんだなと、密かに少しほっとしました。どれもカロリー高めであることはこの際置いといて。
つくる人

 ひとり暮らしを始めた20年前、気になったレシピをスクラップしたりメモをしたりと、くらしの中で一番張り切っていたのは料理だったように思います。
 料理本だけでなく、くらしの中で切りとられた料理の写真を眺めるのが好きでした。そんな頃に知った細川亜衣さん(当時はまだ米沢亜衣さんでした)がご結婚され、私の出身地でもある熊本でくらしていらっしゃることで、勝手に親近感を抱いています。

 あの頃一番張り切っていたはずの料理も、今では義務のようになり、毎日の口癖は「今日の晩ごはん、なんにしよぉ」になってしまった私にも、家族が認めた定番料理がちゃんとあったんだなといううれしい発見と、それと同時に気に入ってつくっていた料理がまさか定番外だったという驚きが今回あったわけですが、いずれにせよ、毎日繰り返される食べるという行為は、からだと心の血となり肉となります。
 
 なので食に関するおいしくて楽しい思い出があるって、なんだか幸せなことだと思う反面、ほろ苦い思い出もあっていいし、それも含めてその人なんだなあ。

 今日も今日とて食事の時間がやってきます。
 さてと、今日の晩ごはん、なんにしよぉ。

 『料理集 定番』は1階のよく食べるの棚にあります。
 
売場写真

 また、MUJI BOOKS限定販売の、オーダーブックBONの出版レーベルで、細川亜衣さんが撮りためたトーストの写真と、飾らない言葉が一冊になった『トースト』もございます。こちらもあわせて手に取ってみてくださいね。
 
BON


#おいしい記憶
#メニュー考えるのは苦手
#食べること考えるのは好き
#肉食家族
#1kgぺろり
#100個ぺろり
#揚げ物バンザイ


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