MUJI BOOKSでは、開店1周年を記念し、スタッフや無印良品 京都山科に縁深い方たちに「おいしいってなんだ。」を聞き、それにまつわる本を紹介してもらいました。そして、いろいろな「おいしい」をつめこんだ棚をつくります。今日はその棚から何冊か紹介しようと思います。
■生きるぼくら (原田マハ 著/徳間書店)
紹介してくれたのは、無印良品インテリアアドバイザーの白水さん。
この本は小説で、いじめからひきこもるようになった主人公が、米作りを通して成長していく様子が描かれています。
わたしたちの食べているものや身に付けているものは、どこかで誰かが作ってくれたものであることが多い。そういったことに感謝を忘れずに過ごしたいと考える一冊。
■本と体 (高山なおみ 著/アノニマ・スタジオ)
アノニマ・スタジオの編集者、村上妃佐子さんは、『本と体』を紹介してくれました。
本書にて語られる一つひとつのことは、ぽつぽつと私たちの日常に溶けこんでくるように思います。著者が料理家で、語るときに料理がよく登場するからでしょうか。食がなくては生きられないように、言葉もまた、なくてはならないものなのかもしれません。私たちの心と身体をつくるものに、きっと本も入ってくる。そんなふうに思います。
■本の雑誌の坪内祐三( 坪内祐三 著/本の雑誌社)
つながる市でおなじみのホホホ座座長の山下賢二さんは、坪内祐三さんの本を。
坪内祐三さんは、評論家です。本書を開いてすぐ目に飛び込んでくるのは、坪内さんの部屋の写真。見渡す限りに本、本、本。写真に載せられた「いつまでも読書中」という言葉が重く響いてきます。
山下さんは「何度読んでもワクワクするから何度読んでもおいしい」と坪内さんを勧めてくれました。ひとつひとつの言葉を何度でも反芻したくなる。そんな本です。
10月30日より始まるプロモーションでは、本日紹介しきれなかったたくさんのおいしい本を紹介しています。本を教えてくれた方たちの言葉とともに紹介しますので、そちらも楽しみにしてください。
おいしい、一口にそう言ってもみんなバラバラでおもしろいです。思い出や記憶、なつかしさだったり、幸福や笑顔、至福のようなあたたかい感情という人もいます。言葉を通しておいしさを感じる人も。
皆さんにとっておいしいってなんですか? よかったら私たちBOOKSスタッフに教えてください。
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