皆さん、おはようございます。いつもと違う春も、いつもと同じ春も、気を張り詰めすぎないように、ほどほどにゆるめながらすごしましょうね。
さて、毎年4月2日は、「国際子どもの本の日」であることをご存知でしたか。
「国際子どもの本の日」は、子どもたちに読書のよろこびを、人々に子どもの本の面白さ・大切さを伝えるため、1967年に日本国際児童図書評論会によって制定されました。
4月2日のアンデルセンの誕生日を記念して、世界中で子どもの本の日をお祝いする日なんです。
アンデルセンの代表作は「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」など、みんな一度は読んだことがあるものばかり。
たとえ絵本や原作を読んでいない人でもどんな話か思い浮かぶほどに、アンデルセンの物語は私たちの心に深く残っていますね。
京都山科のMUJI BOOKSにも、たくさん子どものための本があります。
今日はその中から、アンデルセンの有名な絵本をご紹介しますね。
『はだかの王様』(ブロンズ新社)
話・アンデルセン 再話・中井貴恵
絵・colobockle
目に見えないもの、世の中にはたくさんあります。土でくらす微生物。メッセージを送りあう電波。シャボン玉の消えたあと。卵焼きのにおい。
昔、祖母が「あんたのことを考えただけでしあわせな気持ちになるんよ」と言ってくれました。それも“想い”っていう、目に見えないものですよね。大切なことはいつも目に見えません。
目に見えるもの、見えないもの。大切にするもの、なくすもの。ぜんぶ自分の心が決めることなのかもしれません。
colobockleさんの絵はポップでありながらやさしくて、小さいころに読んだ「はだかの王様」よりも心が和やかになる絵本でした。きっと王様のことがとても愛しくなりますよ。
『絵のない絵本』(童心社)
話・アンデルセン 訳・山室 静
画・岩崎ちひろ
小さいころ、月はほんとうに自分についてきているのだと思っていました。全速力で走っても、車に乗っていても、いつも見てくれているので、心強い友達でした。
アンデルセンにとってもきっとそうだったんだろうな、とやさしい気持ちになれる本です。小さいころ見た夢のような出来ごとが、なんとも綺麗な言葉で綴られています。
ねむる前に読み聞かせて欲しい、この朗読を聴きながらうとうと眠ってしまいたい……そんな本です。
お子さまがいるおうちはもちろん、普段は絵本を読まない人も、今日という記念日は、なつかしいあの本を手に取って、パラパラとめくってみてはいかがでしょうか。
アンデルセンの本は刺繍工房のとなりにあります。
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それから皆さんは、無印良品の「つながる絵本」サービスをご存知ですか。
京都山科のMUJI BOOKSでは大切に読んできた絵本を次のこどもたちが同じように大切に読む、“つながり”を育てていきたいという考えから「つながる絵本」という取り組みを行っています。
もう読まれなくなった絵本を1階のギフトカウンターにお持ちください。3冊の絵本を寄贈いただくと、ご希望の方はつながる絵本の本棚の中から、お好きな絵本を2冊までお持ち帰りいただけるというサービスです。
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参考リンク
日本国際児童図書評論会
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無印良品 京都山科