シャンプーが本体と詰め替えに分かれているわけや洗剤が自然由来なわけはなんだろう。
無印良品の商品は、使うのにほんの少しの手間が必要で、でも使ってみると初めて気づく「なるほど」がある、それが魅力のひとつかもしれません。
そんなくらしの中の小さな発見を届けたいと、「あの人と無印良品」ではスタッフはもちろん、つながる市や産地取材で出会った地域で活躍する方々にも普段から愛用されている無印良品を聞いてみました。
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今回ご紹介してくれるのは株式会社ゆとなみ社が運営している銭湯「源湯」の店長 中村さんです。
北野天満宮近くにある源湯は昭和3年創業、株式会社ゆとなみ社が継業してから5年という長い歴史をもつ銭湯。お風呂は当時から地下水を薪で沸かすスタイルです。
松が茂る古民家の中へ入ると、年季の入った下駄箱や廊下、駄菓子にジュース、グッズが賑やかな番台が迎えてくれて、まるで昭和にタイムスリップしたかのよう。調度品、天井、湯を沸かす作業場のいたるところに、約100年の時間の流れを感じます。
14時~25時までの営業で、毎日同じ時間に来る常連さんから、県外からここを目指してくるお客さんまで、幅広い層の方が利用する源湯。そんな場所でひっそりと活躍している無印良品がありました。
「シャンプー・コンディショナーのヘアケアセットと洗顔・化粧水・乳液のフェイスケアセットを1回100円でレンタルできるアメニティとして使っています。シャンプーだけでも髪がギシギシにならないのが気に入っています」
ほかのアメニティと並ぶ無印良品のアイテムは、名前まで書いてもらってすっかり源湯に馴染んでいますね。
「2年以上前からスタッフの提案ではじめました。初めてくる方や常連さんで毎回無印良品のセットを借りていく方もいて、結構利用してもらっています」
いまは、ダメージケアシャンプー・コンディショナー(うるおい)とマイルド保湿洗顔フォーム・敏感肌用化粧水/乳液(さっぱり)の組み合わせ。
「たまにキズといえば、商品がよく切り替わることですかね。詰め替えを買いに向かうとそれまで使っていた商品がない!なんてことがたまにあります。そういうときはボトルごと買い換えてますが、それはそれでリフレッシュされて良い感じです」
今回は特別に営業前のお風呂も見せていただきました。カラフルなタイルに魚のモチーフ、源湯スタッフさん手づくりのお風呂で読める「源湯ジャーナル」など、お風呂の中まで楽しい気分。
浴室のタイルが入り組んだ場所は無印良品の隙間掃除シリーズのブラシを使っていると中村さんが教えてくれました。
「無印良品って”手抜き”と”ハイエンド”のちょうど中間地点というイメージです。とりあえずで済ませたくないが、ブランド品である必要もない……という葛藤の中心に割って入ってきて『私がいますよ』と声をかけてくれる、そんな心強さを感じています」
無印良品が目指しているのは、「これがいい」ではなく「これでいい」という満足感です。例えばなにかにこだわり過ぎていたと気づいたとき、もっとシンプルで良いと気づけたとき、肩の荷が下りたような身軽さを感じたことはありませんか。それは、銭湯の大きな湯舟につかったときのほっとする気持ちと似ている気がします。
そうえいば、源湯には奥にお風呂上りにのんびりできる畳の間があるんですよ。思わず足を投げ出したくなるのは、常連の女の子が描いた銭湯イラストがかわいいからとグッズ化しちゃう、源湯のみなさんのアットホームさが湧き出ているからでしょうか。
実はここでも、無印良品を見つけちゃいました。
「毎日じゃなくていいし、忙しいときはシャワーだけでも。ゆっくりしたいときはお風呂に入りに来てみてくださいね。朝から汗水垂らして沸かしたお湯で、一息入れさせます!」とコメントくださった中村さん。男湯を見てみたいという希望や番台に座ってほしいというお願いを快く引き受けてくださいました。源湯の店長になってから1年ほどだそうですが、地元の方や若い世代の方々を銭湯へ呼ぼうとマルシェ・音楽イベントなども積極的に行われています。
源湯次回のイベントは
「源湯ミニ縁日-町内で数年ぶりに地蔵盆開催記念!-」
日時:8月24日(土)14時~20時ごろまで
ぜひ、お近くの方も遠い方も源湯に遊びに行ってみてください。お風呂セットを忘れてもご心配なく、無印良品のアメニティセットがありますからね。
今回紹介したアイテム
『ダメージケアシャンプー うるおい』
『ダメージケアコンディショナー うるおい』
『マイルド保湿洗顔フォーム』
『敏感肌用化粧水 さっぱり』
『敏感肌用乳液 さっぱり』
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