【京都山科】山科疏水の桜も満開です｜地域情報

　今日は山科疏水から満開の桜をお届けします。
   
　無印良品 京都山科からほど近い山科疏水は、明治時代、琵琶湖の水を京都へ引き込もうとつくられた琵琶湖からの疏水。山科の毘沙門堂あたりから日ノ岡の第二トンネルまで水路にそってソメイヨシノが植えられ、桜の散策道になっています。
　昨日はまさにお花見日和。朝早くからジョギングをしたり、カメラを持ち歩いたり、お弁当を食べたりしながら、桜を楽しむたくさんの方でにぎわっていましたよ。
   
　ぐん、と伸びた枝に咲き誇る桜は、陽の光を浴びて薄桃色に発光しているよう。時間を忘れてずっと見上げていたいうつくしさです。
 
　連なる菜の花は風に揺られてゆらゆらと。菜の花ってお日様のような温かい香りがしますよね。
 
　この菜の花は、近隣住民の有志のボランティアによって植えられた菜の花なんだそうですよ。地元の方々の思いやりのおかげで、毎年この光景を見ることができていると思うと、喜びもひとしおです。
 
　季節の空気を吸い込んだり、お味噌汁をすすったり、「花がきれいだね」と話したり、しあわせとはそんな普通のことなんだなあ。そう気づいたら、胸にさわやかな風が吹いた気がしました。

　“散るという飛翔のかたち　花びらはふと微笑んで枝を離れる”

　と俵万智さんの歌にもあるように、桜はあっという間に散ってしまうけど、それはまたはじまりでもあります。京都では明日入学式を迎える学校も多いそうですね。みなさまの毎日がすこやかなものでありますように、と願っています。




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