こんにちは。5月ももう終わりに近づいてきました。
天候も気温も良く、どこかに出掛けたくて毎日うずうずしています。
先日、わたしたちは広島県 安芸太田町の「井仁の棚田」に行って参りました。
何をしに行ったかというと、、米作りの1番はじめに行う「荒おこし」をしてきました。
最初は、田植えの服装ってどうしたら良いのだろうか、、と疑問に感じながらスタートしました。
井仁の棚田とは?
こちらの井仁地区の棚田は、農林水産省の「棚田百選」に選ばれおり、非常に綺麗でした。
棚田とは階段状に作られている水田や畑のことです。
井仁地区は、すり鉢状の傾斜地にあり、陽当たりが良く水はけも良く、
昼間は気温が高く、夜間になると冷え込み昼夜の温度差が大きいので、
とても美味しいお米が獲れるそうです。
ここが、わたしたちが借りた土地の一部です。
米作りは、1年を通して行われます。
大まかな流れとしては、①荒おこし ②代かき ③田植え ④草取り ⑤稲刈り の流れになります。
今回はその第一歩、「荒おこし」の体験です。
荒おこしとは? 冬場ずっと放置された土地を、お米を作るのに良い土壌にする為に、
土を深く掘り起こし、上下の土を入れ替える作業です。
土を砕いて掘り起こすことは、雑草の発生を減らし、肥料を蓄える力を強くするので稲の生育にとても大事な作業になります。
トラクターでどんどん土を起こしていきます。土が見た目よりもかたく、堀り起こすのに力が必要でした。
初めてのトラクター運転でしたが、操作がとても難しかったです。
次に、田んぼ外側に溝を掘っていきます。トラクターではなく、こちらはクワで掘ります。
この作業で水の通り道を作っていきます。
こちらも土にクワが入りきらず、掘り起こすことが大変でした。
ここまでの作業で40分程度です。
最初は慣れない作業で手探りでしたが、
だんだん機械や掘りおこしに慣れることが出来ました。
荒おこしをしたら、こんな表面になります。
堀り起こしたことが分かりますでしょうか。
最後に、
わたしたちの主食であるお米が出来るまでの工程を初めて体験して米作りの大変さを体感しました。
今まで家の周りに田んぼはなかったので、出てくる生き物が全て珍しく感じました。
一緒に実施することで、改めて生産者の気持ちを理解出来たり、
食や自然の大切さを学びました。
今回の米作りを通して、失われ、忘れつつある歴史や文化を学び、
地域貢献に繋げていければと思います。
次回は、「代かき」を体験いたします。
無印良品 広島パルコ