突然ですが、Tシャツっていつの間にか増えていませんか?ついつい買ってしまったり、それぞれに思い出があったりして、私も家にはたくさんTシャツがあります。
7月のMUJI BOOKSの特集は『あたらしい習慣』。
今年は、これまでと違うあたらしい習慣で日々を送っている方も多いと思います。
いつも通りではない今年の夏。そんなあたらしい日々の中でも、お気に入りのTシャツを着れば気分も上がりそう。
今回は、この特集の中からTシャツにまつわる本をご紹介いたします。
『村上T 僕の愛したTシャツたち』
出版社:マガジンハウス 著者:村上 春樹 税込 1,980円
村上春樹さんのつい集まってしまったTシャツたち、と聞いただけでとても気になりませんか?雑誌『ポパイ』で連載されていたエッセイの書籍化です。
ノベルティーやご当地T、マラソン完走記念、企業の販促T、動物の絵、意味不明の単語のプリントなどなど、村上春樹さんのお気に入りの108枚のTシャツ。それぞれのTシャツにまつわるエピソードが付いています。
短編小説『トニー滝谷』を書こうと思ったのは、元々マウイ島で買った“TONY TAKITANI”と書かれた古着のTシャツがきっかけだそう。このTシャツを見て「トニー滝谷ってどんな人だろう?」と想像して作られた話だそうで、まさか一枚のTシャツから始まったとは知らなくて驚きました。そのTシャツも冒頭に掲載されているので必見。
ちなみに、好きなTシャツだけどメッセージ性の強いものだったりすると着られないものもあるということで、結局一番頻繁に着るのは無地のTシャツだそう。(無地のTシャツをお探しの方はぜひ無印良品へ・・・)
村上春樹さんのクローゼットを覗き見したような気分で楽しい一冊です。
人と同じでTシャツも出会いだなぁ、と何だかナイスなTシャツを探しに出かけたくなりました。今年の夏はお気に入りのTシャツを着て、いつもと違う日常も楽しく過ごしたいですね。
7月の特集『あたらしい習慣』は7階Open MUJIにて展開中。今回ご紹介した本以外にも様々な本を並べています。お買い物の際は、ぜひお手に取ってご覧ください。
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無印良品 広島パルコ