【広島パルコ】井仁の棚田で米づくり<籾摺り&精米編>

キービジュアル画像:井仁の棚田で米づくり<籾摺り&精米編>

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2019/11/21

山県郡安芸太田町にある『井仁の棚田』。広島県で唯一、農林水産省の棚田百選に選定された、まさに日本の原風景と言える美しい棚田です。この井仁の棚田の一部をお借りして、私たち無印良品は春から「荒おこし」「代かき」「田植え」と米づくり体験をしてきました。

そして先日はお客さまと一緒に稲刈りも行いました。

稲刈りの様子はこちら

そして干した稲がしっかり乾燥し、「脱穀」をおこないました。次は「籾摺り(もみすり)」「精米」です!

 

籾摺りに使うのは、こちらの機械。

でかい!籾摺り機は、籾から籾殻を取って玄米にしてくれます。

 

籾摺り機にかけると、籾殻が取り除かれた玄米がサラサラと出てきています!

籾殻は、このようにきれいに取り除かれて出てきます。

 

籾摺り機は、籾殻を取るだけでなく基準より小さい未熟米も分けてくれます。

比べてみると結構違うんです(下が未熟米)。分かりますか?きちんと粒の揃ったお米の方が炊いた時においしいので、これもとても大事なこと!未熟米も無駄にはせず、ニワトリの餌などにしているそうですよ。

 

出来た玄米は籾摺り機から直接米袋に詰め込まれます。米袋の結び方も教えてもらいましたよ。

これひとつで30㎏!全部で75㎏の玄米になりました!

 

次は精米です。精米機に玄米を投入!

すると、真っ白なお米が出てきました~!感動!うれしい!美しいー!!

 

ちなみに真っ白なお米ですが、中には一部黒いお米があるのが分かりますか?これは、カメムシが吸った後なんだそう。

井仁の棚田のお米は無農薬で栽培されています。カメムシが食べているということは、おいしいお米である証拠。それを知るとこの黒い印もうれしく感じますね。もちろん体に害もなく、おいしく食べることができます!

 

そして、重さを測って袋詰めして・・・

無印良品で作った井仁の棚田米、ついに完成です!なんて可愛らしいのでしょう~!

このお米、まずは先日稲刈りのイベントにご参加いただいたお客さまにプレゼントいたします。ようやく食べていただける姿になり、スタッフ一同とてもとてもうれしいです!あぁ、私も早く食べたい・・・!

 

春から井仁の棚田で行ってきた米づくり。

こんなに多くの工程や手間をかけて作られていること、稲が実ってからも天候によって刈り取るタイミングが左右されること、そして全ての作業にとても体力がいること。体験して初めて知ることばかりでした。

安芸太田町のいにぴちゅ会の方々も「米づくりの苦労を知って欲しい」と言われていました。私たちが体験した以上に、これを長年続けることは本当に大変なことなのだと思います。でもそれだけでなく、米づくりの楽しさや収穫の喜び、新米のおいしさを味わえたことも、とてもうれしい貴重な経験でした!もっと多くの人にこのような体験をし、米づくりについて、そしてこの井仁の棚田の素晴らしさについて知っていただきたい。そのために、今後も無印良品は様々な情報を発信していく予定です。ぜひ楽しみに待っていてください!

 

そして、実は米づくりは終わってもまだ続きがあるのです。締めくくりとして、井仁の棚田の稲わらを使ってお正月のしめ飾りづくりのワークショップを行います!ご参加いただいたお客さまには、今回精米した新米1㎏もお持ち帰りいただけます。

自分の手で作ったしめ飾りで、素敵な新年を迎えませんか?

ご予約は12月上旬開始いたします!イベントページをチェックしていてくださいね。

『井仁の棚田でしめ縄作り』

開催日時: 12月15日(日)①11:00-12:00 ②14:00-15:00

開催場所: 井仁棚田交流館(広島県山県郡安芸太田町中筒賀721)

参加費: 2,000円

講師: 着能 松太郎

 

無印良品 広島パルコ