こんにちは、仙台ロフトです。
MUJI Renovation Clubでは、
地域のリノベーション会社さまと無印良品が連携し、
住まいのお手伝いをしています。
無印良品に限らず、
“リノベーション”という家づくりの方法を通して、
日本のくらしや住まいの在り方を考え、
実践していくための活動を行っています。
前回、吉田建築様のご紹介致しました記事を公開したところ、
「戸建てリノベーションって何をどこまでできるものですか?」
とご質問がありました。
今回は躯体部分にフォーカスをあて、
事例をご紹介したいと思います。
【屋根編】
【before】リノベーション前の家は三角屋根でした。
リノベーションするために1度骨組みにし、柱や梁はそのまま利用しています。
増築して、壁から壁のスパンが拡がったため、
構造を支えるために太い梁に変更しています。
元々、屋根からの雨漏りはありませんでしたが
三角屋根から片流れ屋根へ変更しています。
意匠としてLDKから梁が見えるようにも変えていきます。
垂木の上に野地板を乗せます。(※屋根の構造部材)
アスファルトルーフィング(防水紙)を乗せ、雨水の侵入を防ぎます。
屋根の仕上げ材(ガルバリウム鋼板)を張ります。
【after】リノベーションによって三角屋根から、
片流れ屋根に、全くちがうカタチへと変えることができました。
【床編】
【before】土台の腐食とシロアリ被害の確認を行い、
給排水の配管を新しいものに入れ替える為、すべての床を取り払います。
窓の一部は位置を変えて再利用しました。
間取りの変更の為新しく基礎を作り、
その上に壁を作っていきます。
施工前の住まいにシロアリの被害は無かったですが、
新築同様、土台、柱に防蟻処理を行っていきます。
1年通して過ごしやすいように床下には断熱材を入れて、
冷気や熱気が室内に入らないようにしています。
床合板を張ります。
この合板の上にフローリングを張ります。
写真の天然木仕上げの複合フローリングはくるいが少なく、
抗ウイルス・マット塗装が施されておりワックスの必要が無く、
日常のお手入れが簡単です。
給排水の配管の入替と土台の腐食、
シロアリ被害の有無を確認して
段差の解消や・間取りの変更、耐久壁の増設など
床を解体することにより、
この先10年、20年と家を長持ちさせることが出来ます。
以上、吉田建築様の事例紹介でした。
住み慣れた家を骨組み状態にして、
元の形をベースに住みやすい住まいへと変えていく技術を見て
『こんなことまで出来るの?!すごい!』というのが私の感想です。
住む人の年齢やライフスタイルの変化に合わせて、
住まいも進化していくように感じられるリノベーション。
心地よい暮らしの実現の選択肢として、考えてみてはいかがでしょうか。
吉田建築様HP
MUJI Renovation Club HP
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