【仙台ロフト】『もしものせかい』|MUJI BOOKS

【仙台ロフト】『もしものせかい』

MUJI BOOKS

2021/02/06

こんにちは。仙台ロフトMUJIBOOKS担当です。
本日は前回のMUJIBOOKSお便りに引き続き
スタッフおすすめの本をご紹介します。
【仙台ロフト】『もしものせかい』
もしものせかい
著者:ヨシタケシンスケ
出版社:赤ちゃんとママ社
900円+税

著者のヨシタケシンスケさんは絵本作家・
イラストレーターとして活動されています。

著書である「りんごかもしれない」は
第六回MOE絵本屋さん大賞第1位など
多くの賞を受賞しています。
【仙台ロフト】『もしものせかい』
無印良品仙台ロフトのMUJIBOOKSコーナーにも
ヨシタケシンスケさんの著書を多数お取り扱い
していますので、そちらも是非ご覧ください。

今回ご紹介する「もしものせかい」も
絵本なのですが、大人子ども関係なく読んで
いただきたい素敵な絵本でした。


みなさんは「もしも○○〇だったら・・・」
と思ってしまうことはあるでしょうか。

例えば、大切なものをなくしてしまった時。
大好きなペットとお別れしてしまった時。
楽しい時間が過ぎてしまった時。

たくさんあると思います。

自分にとって大切な何かを失ったときは
大きな喪失感に襲われてしまいます。

この絵本では、私たちがいつも暮らしている
世界を「いつものせかい」。
「もしも」と考えてしまうもうひとつの世界を
「もしものせかい」と表しています。

そしてこの「もしものせかい」は
私たちのこころの中に存在しています。

私たちの目の前から突然いなくなってしまい
「もしも・・・」と思ってしまうもの。
それはすべて「もしものせかい」に行くのです。
【仙台ロフト】『もしものせかい』

”いつものせかいから
もしものせかいに

あるばしょが、いるばしょが
かわるだけなんだ”

もう会えないことは寂しいけれど
私たちこころの中に居続ける。
会えないけれどずっとそばにいてくれる。

そう思ったらなんだか前向きになれる
気がしませんか?
【仙台ロフト】『もしものせかい』

でもやっぱり悲しい。
「もしものせかい」がおおきくなると
「いつものせかい」は小さくなってしまう。

でも「もしものせかい」が大きい人は
その分「いつものせかい」も大きくすることが
できるはずなのです。

だって、大切なたくさんのモノたちが
私たちのそばにずっと居続けてくれるのですから。

”もしものせかいは、
きみだけの、きみのための
エネルギーのかたまりだから”

「もしものせかい」と「いつものせかい」を
一緒にゆっくり大事に楽しく
育てていくことができれば
きっと素敵な人生にすることが
できると思います。


なんとなく手に取ってみた絵本が
こんなに深いことが書いてあるとは
思いませんでした。

絵本なので気軽に読むことができると思います。
是非読んでみてください。

今回ご紹介した絵本以外にも
無印良品仙台ロフトでは様々な本を
取り扱っております。
是非ご覧ください。

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