【グランフロント大阪】灯りをともすことの対話|イベントレポート

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2019/11/03

10月25日(土)・26日(日)のワークショップのイベントレポートです。

四季に一回ずつ、季節ごとにキャンドル作りのワークショップを開催していただいている蝋燭作家の河合悠さんをお招きして、秋のキャンドルづくりを開催いたしました。

 

キャンドルづくりといっても、河合悠さんのワークショップはほとんどが対話です。

キャンドルに興味のある参加者の皆さんと興味を持ち始めた理由を聞いていくことからはじまり、日々の生活で生の灯りをともすことの意義を皆さんと共有します。

 

「暗闇とは」「その人が生の灯りをともすに至るまで」

「一見不必要に感じられる事を実践することについて」

…様々な話を参加者の皆さんの体験も交えてお話しました。

 

そして実際のキャンドルづくりに進みます。

壁には絵本作家の阿部海太さんのミニ展示が開催されていました。

実は河合悠さんとは、一緒に作品展やパフォーマンスをされるなどとても深いつながりのある作家さんです。

 

工程の一番最初は色探し。

阿部海太さんの絵と絵本も参考にして色を探しました。

それを紙にクレヨンなどで描き、出来上がりのイメージを具現化します。

そのあとに蝋を使用した工程に入ります。

固形のキャンドルと液体のキャンドルを交互に型に入れ込んでいきます。

色合いは顔料を使用してイメージに沿って色をつくります。

型に流し終われば固まるのを待つのみです。

 

ワークショップで行う工程はここまで。

その後は河合悠さんの工房にて最終仕上げをしてキャンドルの完成になります。

 

 

そしてこの日作成したキャンドルが完成してグランフロント大阪に届きましたよ!

 

このように特別な技術はなくとも、誰もが身近なもので美しいキャンドルをつくる事が出来ます。

 

悠さんが大事にされているのは対話でうまれる気付き。

「生の灯りをともす」

という事を日々熟考し作品をつくられている河合悠さん。

哲学的で難しそうな内容だと思われがちですが、

河合悠さんの話に耳を傾ける参加者の皆さんが、自身の体験と照らし合わせて消化し、感じた事をお話される姿がとても印象的でした。

次は冬のキャンドルづくりです。

 

 

無印良品 グランフロント大阪