【グランフロント大阪】柚木沙弥郎の世界

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2025/06/06

こんにちは。
みなさんは、日々の暮らしの中で、ふと心を動かされる瞬間に出会うことはありますか。

何気ない模様や、鮮やかな色、ユーモラスなかたち。
今回は、そんな日常の中の「美しさ」を見つめ続けて、それを作品として紡ぎ出した一人の表現者、柚木 沙弥郎(ゆのき さみろう)をご紹介します。

2024年、101歳でその生涯を終えるまで現役を貫いた染色家・柚木沙弥郎。
戦後、大原美術館で民藝運動と出会い、芹沢銈介に師事。
自由なかたちと鮮やかな色彩が調和する作品は、使う人・見る人の暮らしに寄り添い、生命力とあたたかさにあふれています。
染色だけにとどまらず、版画や絵本、立体作品へと表現の幅を広げた柚木さん。
100歳を過ぎてもなお、新たな創作への好奇心を絶やすことなく、日々の中にある小さな発見をかたちにして、私たちに届けてくれました。
 
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今回ご紹介するのは、そんな柚木さんとイデーが共同で開発したリトグラフ作品。
2016年・2020年に発表されたシリーズの中でも、特に人気の高かった2作品を再編集した「第2版(2ndエディション)」です。
印刷は、ピカソやマティス、シャガールらの作品も手がけてきた、パリの老舗リトグラフ工房「Idem Paris」で制作。
作品には、1492年創業の伝統あるアルシュ紙を使用しています。
100%コットンで、発色・強度・風合いすべてにおいて最高品質とされるこの紙が、柚木さんの色彩と形の魅力を余すところなく引き出しています。
 
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■「雨上がりのパリ」
65,000円(税込)
サイズ:S size幅414 ×高さ529 mm

憧れ続けたパリ、そして訪れた際に心打たれた雨上がりの光景がモチーフ。
エッフェル塔や、切り絵のモチーフなどを再構成し、柚木さんならではの視点で表現した一枚です。
色彩と形が調和し、見る人の想像力をやさしく刺激します。
 
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■「ティータイム」
65,000円(税込)
サイズ:S size幅414 ×高さ529 mm

日常の中の豊かな時間を描いた作品。
柚木さんご自身が愛用していたFINELのホーローコーヒーポットと、Peter Shireのマグカップをモチーフに、穏やかで親しみやすい時間を切り取っています。
テーブルに置いて眺めたくなるような、あたたかな一枚です。

どちらの作品にも共通して流れているのは、「暮らしの中にある喜び」を見つめるまなざし。
「雨上がりのパリ」と「ティータイム」は、それぞれ異なるモチーフでありながら、並べて飾ると不思議な調和が生まれ、空間にリズムとあたたかさをもたらしてくれます。
ぜひ店頭で作品を見て、柚木さんの世界に触れてみてください。
心にじんわりと残るような、美しい時間を感じられると思います。

今回紹介した商品は4FのIDEEアートスペースで販売しています。
2025年5月30日から6月29日までの期間限定なので、是非一度店頭でご覧ください。

みなさんのご来店をお待ちしています。

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無印良品 グランフロント大阪
 

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