【アトレ恵比寿】MUJI BOOKS書籍のご紹介『農民芸術概論』

【アトレ恵比寿】MUJIBOOKS書籍のご紹介「農民芸術概論」

MUJI BOOKS

2021/06/02

【アトレ恵比寿】
MUJI BOOKS書籍のご紹介

『農民芸術概論』
出版社:八燿堂
著:宮沢賢治
税込2200円
 
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 童話作家、詩人で知られる宮沢賢治は、同時に農民でもあります。1926年、その彼が私塾「羅須地人協会」での講義のために記したのが、「農民芸術概論綱要」です。土に触れる営みは宇宙の胎動と直結し、真の芸術を成すという壮大な芸術論は、いまあらためて自然との接点を求める現代人の心に深く響くでしょう。
本書ではさらに通称「雨ニモマケズ手帖」の詩編、賢治の最晩年に病床に伏しながら書いたと言われる「疾中」、生前未発表の詩作集「詩ノート」の詩編、学生に向けた檄文「生徒諸君に寄せる」を採録し、計60超の詩編が収められています。装画は奄美大島在住の人気絵本作家、ミロコマチコさんの作品「血液の中の海」。
約100年前に書かれた本書は、いまなお現代に生きる我々の心を強く訴える詩編ばかりです。是非手に取ってご覧くださいませ。

 当店5F <MUJI BOOKS 今月の特集コーナー>では、他にも今の季節に読んでいただきたい書籍を選りすぐりで展開しています。ご来店の際、ぜひお立ち寄りください。