今回は、3月2日(土)に行われた『花背WARAが伝える-流し雛の技法をつかったアートフレームつくり-』ワークショップの様子をお伝えします。
講師にお招きしたのは『花背WARA』藤井桃子さまで、今回が初めてご一緒するワークショップでした。
はじめにスライドを見ながら、花背という地で田植えから稲刈りまで、稲やシバクサがどのように育てられたのかをお話いただき、ワークショップで使用する素材の知識を深めます。

いよいよ編みあげていくのですが、まずは藤井さまがお手本として編み方を披露される中、初めての教わる技法にみなさんの緊張した雰囲気が伝わってきます。
本来は流し雛の技法をつかったわら細工は床に座り、足をつかって編みあげていくのですが、卓上でも編めるようオリジナルで考案されたこちらの道具をつかいます。

編み始めは慣れない作業に手順を確かめながら編まれていましたが、編み進めていくうちに少しずつかたちになってきましたよ。

編み上がった作品を型から外し持ち手をつけていきます。持ち手部分は飾る場所を思い描きながら、好きなかたちにデザインします。
玄関に飾るとおしゃる参加者の方が多く、「季節の花を飾りたいです」というお声もいただきました。
編み込むシバクサの量であったり、力加減でフレームの大きさやかたちが違うそれぞれ個性溢れる作品ができあがります。

青々としたシバクサが、時間と共に黄色みかかった色にそして飴色に変化しといく様子が楽しめるのも、自然素材ならではの味わいですね。
今回のワークショップでは、日本の伝統工芸『わら細工』を体験し、お家で飾ることでわら細工を暮らしに取り入れるきかっけになったのではないでしょうか。
『花背WARA』
無印良品 イオンモールKYOTO