【イオンモールKYOTO】宇治朝日焼が伝える-玉露の愉しみ-|イベントレポート

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2019/02/19

今回は、2月3日(日)に行われた『宇治朝日焼が伝える-玉露の愉しみ-』ワークショップの様子をお伝えします。

講師にお招きしたのは京都府宇治市にある朝日焼shop&gallery店主の松林俊幸さま、今回が初めてご一緒させていただくワークショップでした。

最初はスライドを見ながらお茶への理解を深めるために、煎茶や玉露についてのご説明とこのあとお茶を淹れる際に使用する持ち手のない急須「宝瓶(ほうひん)」の職人さんがひとつずつとても丁寧に作られている工程、ものづくりの背景をお伝えしました。
宝瓶は朝日焼八世から継承されている歴史ある茶器です。お一人ずつご用意した実物を手に取りながら本体と蓋がぴったりはまる工夫を体感していただきました。

いよいよこの宝瓶をつかって、松林さまがお手本としてお茶の淹れ方を披露してくださいます。

今回は三煎にわけ、3回お茶を淹れます。

緑茶は、紅茶や中国茶のように高い位置からお湯を注いで湯圧で茶葉を開かせる必要はないので、丁寧にお湯を注ぎ蓋をしたら、砂時計で時間をはかり茶葉が開くのを待ちます。

そして宝瓶から湯飲みにお茶を注ぐ時のポイントは、最後の最後の1滴まで注ぎきることです。
ぽた、ぽた、ぽたと滴り終わるまで待つのも楽しい時間。

お手本の後は、参加者の皆さんにも実際にお茶を淹れてもらいました。

いよいよ皆さんが淹れた玉露を実際に味わってみましょう。

口に含んだお茶の味に皆さんいっせいに「わあ!」と驚きの声があがりました。
そうなんです!玉露には少しとろみがあり、甘みとうまみが凝縮されていて、思わず声が出てしまうくらいにお茶本来のおいしさが感じられるのです。

打ち合わせの席で、松林さまに淹れていただき感動した玉露の味を、皆さんにもお伝えすることができ、嬉しい瞬間でした。

一煎ごとに味が変わっていくので、それぞれのお茶に合った無印良品のお菓子を用意しました。一煎目の甘みには砂糖の甘みよりも、素材そのものが持つ甘みのほうが合うからと干し芋を組合せご用意しました。

そしてお家で淹れるお茶の味に近い二煎目にはわさび醤油のアーモンドを、三煎目にはオレンジピール入りのチョコレートを組み合わせてそれぞれのお茶との組み合わせを楽しんでいただきました。

私たちの生活に身近なものであるお茶ですが、淹れ方や温度などちょっとしたことでお茶の味は変わります。茶葉も地域によって味や香りが全く異なるそうで、まだまだお茶は奥深い。

今回のワークショップは、京都のお茶文化に触れていただくきっかけになったのではないでしょうか。

今後も朝日焼そして宇治のお茶の魅力をご紹介していきたいと思っておりますので、ぜひお楽しみに。

 

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