2019年イオンモールKYOTOの事始めのワークショップは1月6日(日)に『墨を摺ってのびのびと墨絵を描こう』を開催しました。
今回はその様子をお伝えします。

元日の朝に初めて汲んだ水(若水)で墨を摺ると邪気を祓うといわれているそうで、今回は京都市伏見区にある御香宮神社で汲んできたお水をご用意し、それぞれの硯に垂らして、墨を擦り始めました。

『の』の字を描くように手を動かすのがポイント、力をこめてリズムよくシュッシュと摺っていくと、5分ほどで墨液ができます。
硯の色は黒いので、どのくらいの濃さが出ているのかは書くまでわかりませんが、摺れば摺るほど、墨は濃くなります。

やはりこどもの力では少し墨が薄いようで、思わずお母様たちがお手伝い・・・(笑) 濃くなりました。
まずは大きく描く練習。
目の前の大きな紙にためらってしまい、小さく描いてしまうお子様もいるそうです。その場で腕をぐるぐると回して肩を柔らかくしてから、丸・三角・四角を紙に大きく描いてみます。
練習が終わったら新しい紙に取り替えて、いざ本番!
みんないっしょに今年の干支、いのししを描きます。とは言え、いのしし???と戸惑い気味・・・

講師であるこども工房さんよりいのししを描くコツを教えてもらい、いのししの毛並みを点々と描いたり、短い線をいくつも描いたりと、筆を動かしている姿は真剣でした。やはりコツが一番難しく「毛並みを描くのがいちばんむずかしかった~」とのお声がありました。

市販の墨汁のような決まった濃さではなく、おのおの摺った墨の濃さの違いが少しずつ風合いとなり、柔らかな雰囲気の絵ができあがってました。
今回参加していただいた皆さんの作品写真です。(カメラの調子が悪く参加された方全員ではないのでご容赦下さい)




躍動感ある絵が多いような気が・・・、やはり勢いのいのしし年ですね。
無印良品 イオンモールKYOTO