寒い日もまだまだありますが暦ではすでに春を迎え、あっという間に2月ももう終わろうとしています。
春といえば新生活。
この春から新しい住まいや環境での生活が始まるという人もいるのではないでしょうか。
無印良品 名古屋名鉄百貨店 でも、あらためて住まいを整えるための家具や収納用品などを見に来ている方が多いなと感じています。
無印良品の家具、それから収納用品。
たくさんの種類がありますが、ある基準をもとにサイズが決められていて、大型の家具から小型の収納用品にいたるまでその基準があてはめられています。
なので「モジュールが合う」という言葉で語られるように、それぞれのサイズ感が合っているので、収納したときにすっきりきれいに収まります。
無印良品がサイズの基準としているのが“尺”といわれるものです。
“尺”とは、現在では公式には使用されていない尺貫法(しゃっかんほう)という日本独自の計量法のなかで定められていた“長さの単位”のひとつです。
現在はほとんどの場面で国際的な単位のメートル法が使われているので馴染みの少ない単位ではありますが、日本の家屋などはもともとこの単位系をもとに作られてきました。
一尺は約30cm。
そしてこの約30cmという長さは、手を広げたときの親指から中指までの長さをもとにして定められたといわれています。
つまり、日本人のからだから生まれた寸法ということです。
このように人のからだを基準に定められたモノサシは古くから世界中に存在し“身度尺(しんどじゃく)”というそうです。
ものの大きさを計るのに使われていた長さの単位が、人のからだのサイズから導き出された“尺”というモノサシ。
それはきっと人にとって使いやすく“心地よい寸法”なんだと思います。
住まいというものは、人のからだのサイズに合わせた扉の高さや家具の高さがちょうどよく、使い心地もいいはず。
たとえば無印良品のユニットシェルフは、高さを鴨居(かもい)やドアの高さを基準にし、幅は柱と柱の間の1間(6尺)という寸法をもとに作られています。
きっと多くの住まいに合ったサイズ。
そしてそのシェルフにちょうど良く収まるカゴなどの収納用品。
生活に必要なものを気持ちよくしまう。
そうして空間が整うと、きっと日々は暮らしやすくなる。
“心地よい寸法”による『感じ良い暮らし』を無印良品の家具から感じてもらえれば嬉しいです。
無印良品 名古屋名鉄百貨店