岐阜県大垣市で枡の製造・販売をしている『大橋量器』さんにて、枡づくり体験と工場見学のイベントを行いました。
今回は、そのイベントの様子をお届けします。
まずは、大橋量器さんの『masu cafe』 へ集合。
名前の通り【枡】のカフェで、壁も枡、テーブルも枡、器も枡、と枡だらけ!
最近では、枡専用のコーヒー“枡プレッソ”も始まったそうですよ。
ここでは、大橋量器 代表・大橋博行さんによる枡のお話を聞きました。
枡の基本的な話はもちろんのこと、枡の歴史や材料のことなど様々なことを教えていただきました。
masu cafe でゆったりと枡を学んだあとは、大橋さんの案内のもと工場へ。
美味しい和菓子屋さんやお肉屋さんなど地域の人ならではの場所へも寄り道しました。
大橋量器さんの枡工場へ到着!
入った瞬間、桧(ひのき)の良い香り!
まずは、枡づくり体験。
枡を組み立てていきます。
ブラシを使って糊付けをして、
溝(ほぞ)にはめていきます。
コツは上からではなく、横からはめていくことだそうですよ。
プラスチックハンマーでしっかりはめます。
ここでのポイントは、ゆがみがないように調整していくこと。
大橋さんにゆがみをチェックしてもらいます。
やすりがけで上下を整えて、
底板をつけます。
通常はこの後、じっくり乾かして接着するそうですが、ワークショップでは時間短縮のため四角を釘で打って接着を強化します。
枡の形になりましたね!
次は、“円盤かんな”という機械を使って仕上げします。
丸い大きな刃が回って、その刃にあてると削れるという仕組みだそうです。
滑りをよくするため、あらかじめ枡に水をつけています。
最後に焼き印を入れて完成!
全員でパシャリ!
次は、いよいよ工場見学。
まずは材料となる桧の乾燥から、糊付け前の状態にする工程を見ていきます。
そこまで来たら次は、先程の枡づくり体験で行った工程と同じ流れです。
職人の技を感じますね。
機械も使用していますが、どの工程でも職人さんの手が必要なのだそう。
1300年前からその技術を受け継いでいることの重みを感じます。
参加してくれたみなさんも終始真剣に見学してくれて、最後には質問も飛び交いました。
枡づくりをしている時の一生懸命なお顔と出来上がった時の笑顔がとても印象的なイベントでした。
またこのような機会を作っていけたらと思います。
大橋量器さんは、今週末12月7日(土)8日(日)に無印良品 名古屋名鉄百貨店 にて開催の『つながる市』にも出店予定です。
職人さんたちがつくる枡はもちろん、大橋量器さんの枡のお話もとてもおもしろいので是非遊びに来てくださいね。
無印良品 名古屋名鉄百貨店