5月18日(日)。
4年目となる岐阜県恵那市栃久保棚田での田植え体験を行いました。
今回は、そのイベントの様子をお届けします。
この大きな葉っぱ、何の葉か知っていますか?
これは、モクレン科の落葉高木・ホオノキの葉で、朴葉(ホオバ)といいます。
朴葉は芳香や殺菌作用があるため、昔から岐阜の方々は食材を包んで使っていたそうです。
今回田植え体験は、岐阜の郷土料理・朴葉寿司作り体験からスタートしました。
朴葉寿司は、家々によって味が異なるそう。
今回は、酢飯の他にエビ・錦糸卵・さくらでんぶ・椎茸の煮付けなどを用意しました。
きれいなぬれ布巾で拭いた朴葉に酢飯と好きな具材をのせて、くるっと包みます。
栃久保棚田保存会会長の遠藤さんによると、中身を多くしてしまうと包めなくなってしまうので、少し小ぶりに作るのがポイントなんだそうです。
みなさん思い思いの朴葉寿司をつくりました。
できたてをすぐ食べたいところですが、あえて待ちます。
朴葉寿司は時間を置くことで朴葉の香りが寿司に移り美味しさが増すのだそうです。
朴葉寿司を待つ間に、メインイベント田植え体験へ。
初めて入る田んぼのどろの感触に、最初は慣れずドキドキしている様子も垣間見えました。
横一列に並んだら、苗を持っていざスタート。
慣れてくると息もあってきてスピードも上がってきました。
田植えをする参加者のみなさん生き生きと楽しそうな様子で、常にシャッターチャンス。
お父さんカメラマンたちも腕が鳴っていました。
しっかり田植えもできました。
自然豊かな栃久保棚田では、カエルやオタマジャクシなど様々な生き物を発見し、雄大な景色を眺めたり、自然の中でワクワクするこどもたちの様子に大人も楽しい気持ちになりました。
着替えて、朴葉寿司を食べました。
田植えをした後に食べる自分で作った朴葉寿司は格別に美味しかったようで、箸が進みます。
朴葉の香りも楽しんで頂けました。
また、栃久保の名産の摘みたてのお茶を天ぷらにして食べました。
裏ではこんな感じでお茶の葉を揚げてました。
摘みたてでしか食べれない美味しさです。
他にも、栃久保棚田のお母さんたちのお手製のお漬物も。
遠藤家の新作のおかずもとても美味しく、栃久保棚田のお母さんたちの味は、実はスタッフは栃久保の楽しみのひとつでもあります。
締めくくりは、お茶摘み体験。
さっき天ぷらで食べたお茶の葉です。
柔らかい新芽だけを選んで摘んでいきます。
お茶畑の中でも楽しそうでした。
いつもお世話になっている栃久保棚田保存会のみなさんです。
天皇陛下が代わり、平成の時代から令和の時代になりました。
時代が変わっても、お米作りの基本は変わりません。
遠藤さんがお話していたように、
昔ながらの方法の田植えを令和元年という特別な年に行ったことは
参加者の皆さんの一生の思い出になったのではないでしょうか。
また栃久保棚田レポートをお届けしますので、お楽しみに。
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