無印良品 ■■福田屋ショッピングプラザ宇都宮■■ です。
来る春休みの心構えなどお構いなしに、期せずして家の中が騒々しくなりました。
我が家の子供達は、このご時世にもかかわらず、早めに来た春休みを不謹慎にも満喫している風でいます。
「するべき時に、することが突然なくなった」という状況は、端から見ると心中、穏やかではないのに・・・
かくいう私はというと、学校があるときは考えなくてもいい「お昼ごはん」の献立や準備に気を揉み、自ずと買い物の量が増えていきます。
(そうして帰宅すると、シンクに広がったままの食器にげんなり。こんな風にテーブルに飲み残しの牛乳があったり・・・)
以前「
ストックすること」について考えてみましたが、その時と今の状況では心持ちが違っているのは、ひょっとするとエゴかも知れません。
冷凍食品、お肉、飲み物、お菓子・・・なくなる前についつい買い溜めてしまう。
自分や家族にとって、「必要なときに、必要な分だけを持つこと」に美学を唱える方を羨ましく思う反面、時にいぎたなく、そうもいかないのもまた事実で・・・。
こんな不測の事態があると、どうしても心の余裕を目に見える形で確かめていたい。
オロオロしてしまう自分を、どうにかこうにか諫めたりします。
きっとこの葛藤は、しばらく続きそう・・・。
それでもこういう気持ちと向き合いながら、皆様にお届けしたい。このシリーズを書きながら、また原点に立ち返ります。
そして「正直をモットー」にするというのは、とりもなおさず『そのままで、ごまかさない』という事なんですよね。
今日のブログはシリーズ連載『ワタシのMUJI』Vol5です。
そんな今日のテーマは、『「そのまま」がいい理由』をテーマにブログを書いていこうと思います。
今回インタビューに答えてくれたのは、県内の大学に通うWさん。今は春休みという事もあり、ゆっくりインタビューできました。
(以下インタビュー/私)
私)あ!それ、私も好き!
Wさん)ほんとですか?まだ、ちゃんと紹介してないですよ(笑)私のおススメはこれ、
ごぼうスナックです。
私)ごめん、ごめん。そうだったね~
だけど、私これ好きで箱で買ったことあるんですよ。
Wさん)すごいですね!これ、食感が軽くって開けたらあっという間になくなっちゃうんです。
個人的にも大好きな商品なので、最初からすぐに盛り上がっちゃいました。
私)どんな所が好き?
Wさん)パッケージにも、「素材を生かした」って書いてありますけど、それが気に入ってます。
そこまで味が濃いわけじゃないから、とにかくずっと食べれちゃう(笑)
あとやっぱり値段。100円ポッキリなのに、結構入ってるから満足感あって。
私)そうそう!だけど、あんまりごぼう特有の「土っぽさ」が無いのもいいんですよね。
Wさん)わかるわかる!なんとなく、居酒屋さんで出てくる揚げえび煎みたいな感じ。
私)言われてみれば・・・もう20歳になったからお酒飲めるんだね。
Wさん)ですよ!ビールは苦手だけど、ハイボールとか日本酒とかイッちゃいます。
私)それ、かなり飲める人が好むお酒だよ~。確かに、お酒にも合うような味付けかも。
Wさん)「油菓子」って書いてあるからきっと合いますよね。
でもポテトチップスは途中飽きちゃうんですけど、これは飽きないんですよね。
(あ、栃木で作られているんですね~。更に親近感が沸きました。)
私もWさんと同じように思っていました。これ、「飽きない」んです。
何でかな?と、つまみ食いしながら考えてみました。
「素材を生かした」こと。それは、ごぼう本来の旨みを感じられるような味わい。
素材の味、「そのまま」は、ともすれば物足りなくなってしまいそうに思います。
私)揚げてあるのに、油っぽくさが少ないですよね?
Wさん)だからかな~、一袋食べても罪悪感無いんですよ!
こんな風にWさんと話が弾み、一袋がすぐなくなりました。
正直「そのまま」って少し怖いし、不安な時があります。
もっと何かを足してみたり、それに似せてみたり、はたまた加工を重ねたり・・・
きっと、もう少し味を濃くする事だってできたはず。
ですがその「余白」は、思った以上に軽やかで、奥深いです。だから、飽きずに食べれてしまうのかなと思いました。
そうか・・・「余白」ができることは、決して悪いことではないみたい。
次回はどんな「ワタシのMUJI」に出会えるか、また楽しみになりました。
無印良品 ■■福田屋ショッピングプラザ宇都宮■■