豪雪地が育む、日本一の茶豆。新潟・妻有「つまりちゃまめ」【柳農産】

豪雪地が育む、日本一の茶豆。新潟・妻有「つまりちゃまめ」【柳農産】

諸国良品

2026/07/01

枝豆に、これほど深い甘みと香りがあったのか。口にした人が思わずそう漏らすのが、新潟県十日町市の「柳農産」が手がけるブランド茶豆「つまりちゃまめ」です。全国えだまめ選手権で2度の最高金賞(日本一)に輝いたこの枝豆は、豪雪地ならではの風土と、農家の不断の努力による土づくりから生まれています。作付面積と県内消費量が日本一の「枝豆王国」の新潟県で、この茶豆の栽培に精を出すのが「柳農産」です。

記事内画像:001 豪雪地が育む、日本一の茶豆。新潟・妻有「つまりちゃまめ」【柳農産】

新潟県南部に広がる「妻有(つまり)地域」。十日町市と津南町にまたがるこの地は、冬には積雪が3メートルを超える日本有数の豪雪地帯です。農業には一見不向きに思えますが、それが逆に茶豆に理想的な環境をつくり出しています。春から夏にかけて山の雪解け水がゆっくりと大地を潤し、栄養をたっぷり蓄えた土壌が育まれます。また、畑は標高300〜600メートルの山間部に点在しているため、昼夜の寒暖差が大きく、この温度差が豆の糖度を高め、深い甘みへとつながるのです。

そんな土地で、父・柳恵一さんの代から枝豆栽培を始め、現在では枝豆一本に絞った専門農家として汗をかくのが「柳農産」です。役場に勤めていた長男の大輔さんも家業に加わって以来、5種類育てていた枝豆の品種も、「お客さんにおいしいと言ってもらえる枝豆だけに絞る」と厳選。新潟県生まれの「新潟系14号」という新潟県内でしか栽培できない早生品種と、甘みと香りの良い「晩酌茶豆」という中生品種の2種類の茶豆に絞りました。

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そんな「柳農産」の栽培の根幹にあるのは「土づくり」です。各圃場ごとに土壌分析を行い、最適な肥料設計を徹底しています。そのなかで特に重視しているのが「根粒菌」の活性化です。枝豆の根に共生するこの菌は、空気中の窒素を固定して豆の生育を促す働きを持ちます。化学肥料に頼らず、豆本来の力を引き出すためには、この根粒菌が活発に動ける土を整えることが欠かせません。その土づくりに使うのが、同じ妻有地域で生産される「妻有ポーク」の豚たい肥です。地域の循環のなかで大地を耕し、土の生きた力を高めていく——地産地消を超えた、土と食材の深いつながりがあるのです。

収穫のタイミングにも最大限こだわります。早朝に収穫されることの多い枝豆ですが、あえて日中に収穫し、すぐに冷水で洗って予冷することで、光合成によって蓄えられた栄養を最大限、豆内に閉じ込めたまま出荷できるんだそうです。「つまりちゃまめ」の最大の特徴である、口いっぱいに広がる芳醇な香りは、こうしたこだわりから生まれていました。豆の厚さも計測して収穫しているので、肉厚で豆がしっかり詰まっており、食べ応えも申し分ありません。

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「つまりちゃまめ」のブランド立ち上げにあたっては、「日本一の称号を取ってからデビューしないと意味がない」と、日本野菜ソムリエ協会が主催する「全国えだまめ選手権」へ出品。産地や生産者情報を伏せたブラインド審査で、「強い甘みと爽やかな後味でまた食べたくなる味」と高く評価され、第1回・第3回で最高金賞を見事、受賞します。名実ともに日本一の枝豆の称号を引っさげて2024年に銀座でデビューイベントを開催すると、2日連続で買いに来るファンが現れるほどの盛況となったそうです。シンプルに塩茹でで楽しむのはもちろん、ビールのお供や夏の食卓を彩る一品としてもオススメです。

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生産者紹介

  • 柳農産

    生産者名 柳農産 詳細

    新潟県南部に広がる「妻有(つまり)地域」で営む茶豆専門農家。父・柳恵一さんが始めた枝豆栽培に、十日町市役所に勤めていた柳大輔さんが加わり、茶豆2品種に絞って栽培。「つまりちゃまめ」というブランド枝豆として打ち出し、日本野菜ソムリエ協会が主催する「全国えだまめ選手権」の第1回と第3回にて、最高金賞を受賞。

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