世界一を目指す串間のほっくほくのサツマイモ

キービジュアル画像:世界一を目指す串間のほっくほくのサツマイモ

諸国良品

2017/03/10

宮崎県の最南端、串間市。放牧馬で知られる都井岬(といみさき)をはじめ、自然環境豊かな同市には、見渡す限りのサツマイモ畑が広がっています。そんな串間市で、昭和初期からサツマイモを栽培する農家としてはじまり、今ではサツマイモで世界一を目指す農業法人が、くしまアオイファームです。

くしまアオイファームのサツマイモは、穀物が育ちやすく、天敵となる線虫が少ないといわれる「赤ほや」と呼ばれる赤土で育てられています。通常、赤土は地中深くに存在していますが、表面の黒土と入れ替える「天地返し」を先人たちが行ってきたことで、良質なサツマイモが育ちやすい環境が整っているのです。

また、より安心で自然な美味しさを追求するため、徹底して減農薬にも取り組んでいます。その結果、農薬を使用する回数、農薬内の窒素成分量ともに、宮崎県農作物栽培慣行基準の50%以下を実現しました。

収穫して1ヶ月ほど貯蔵することで、熟成し、より甘く美味しく食べることができるのもサツマイモの特徴です。くしまアオイファームでは、温度・湿度がコントロールできる最新鋭の貯蔵庫を導入し、サツマイモの糖度を最大限、向上させることにも余念がありません。

こうして丹精込めて育てられたサツマイモは、最後は人の手で誠意を込めて袋詰めされています。国内はもとより、海外へも展開し、従業員の平均年齢は29歳と、地元の若い力の雇用を生み出しています。串間から世界一のサツマイモカンパニーへ。くしまアオイファームの挑戦は止まりません。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 くしまアオイファーム

    生産者名 くしまアオイファーム 詳細

    宮崎県串間市で、昭和初期からサツマイモを育てる農家としてスタート。2013年の法人設立時には4名だった従業員も、現在では80名を超えるほどに成長。キュアリングと呼ばれる、サツマイモが傷を自然治癒する貯蔵技術を武器に、国内はもとより、海外へも販路を拡大。世界一のサツマイモカンパニーを目指している。