20年以上の試作を経て、希少魚の燻製が完成

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諸国良品

2017/05/12

三方を海に囲まれた房州は、昔から水産業が盛んです。そんな地域で一際こだわりの目利きにて鮮魚、干物を取り扱っている老舗が「利左エ門(りざえもん)」。千葉県南房総市千倉町の道の駅「潮風王国」に直営のお店を構えています。利左エ門代表の大川晃さんが、長年試作品に挑戦し、完成した商品が「チョイ燻」です。普段市場に出回ることのない珍しい希少魚の味を最大限に引き出した燻製をご紹介します。

『魚から「ありがとう」が聞こえてくるようにお届けしなければ』この道一筋の大川さんが常に大事にしていることです。安房勝山から鴨川まで、毎朝入札に出て、季節の魚を仕入れ、市場やお客様にお届けしています。

この大川さんが、20年以上前から実現しようと手塩をかけてきたのが、普段見慣れない魚を利用した燻製商品。「ソウダガツオ」「ギマ」「シイラ」と聞いて合点する人は相当な魚好きと言えるでしょう。

一重に漁業といっても、漁で獲れる魚の種類は幅広く、一般に出回る魚以外にも多くの魚種が漁獲されています。一定量獲れる魚以外は市場に出せず、漁師町ならではの料理で食べられるか、または海に返されてきました。

大川さんは小さな頃から漁の現場で希少魚に親しみ、より美味しく食べる方法を追求してきた結果「燻製」に辿りつきました。都会の人にも食べやすい大きさにカットしてあることから「チョイ燻」と名付けられています。

「チョイ燻」はそれぞれの魚の持つ旨味を最大限に引き出すため魚の切り方、燻製の香りにまで趣向が凝らされています。じっくりと時間をかけて一つ一つ手作りでできた燻製は噛めば噛むほど味わいが増す一品。

房口の中いっぱいに広がる、房州の伝統や風土をぜひ一度ご賞味ください。少量生産のためネット販売では諸国良品限定の4つセット販売となっています。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 利左エ門 大川晃さん・葉子さん

    生産者名 利左エ門 大川晃さん・葉子さん 詳細

    利左エ門は、南房総市千倉町瀬戸(せと)にある南房総指折りの魚卸問屋。南房総圏内の漁港から鋭い目利きで良質な海産物を選び抜き、自社工場ではこだわりの干物を生産しています。干物製造のバックヤードで20年以上の時間をかけて試作してきた「チョイ燻」には海の幸に恵まれた南房総の素晴らしさを多くの人に伝えたいという大川さんの思いに溢れています。それぞれの魚の旨みを熟知した達人による燻製をぜひお楽しみください。