実家のお母さんから届くような、愛情たっぷりの観音山フルーツ

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諸国良品

2019/12/20

和歌山県の北部・紀の川市にある「観音山フルーツガーデン」。千手観音様が祀られているという粉河寺の裏手にある畑は、通称「観音山」と呼ばれ、日当たりのよい南向きの斜面は美味しいみかんができる場所として昔から知られてきました。そんな地で明治44年に開墾された「観音山フルーツガーデン」では、現在6代目に至るまで、100年以上にわたり柑橘類の栽培を行っています。

「先代から独立心が強く、業者を通さずに直接卸売市場にみかんを持って行っていましたね」と話す、5代目の児玉典男さんは、その独立心を受け継ぎ、日本でインターネットが普及し始めてすぐに通信販売を開始しました。そしてお客様の声を元に現在のこだわりの栽培方法に行き着いたそう。

土づくりには堤防の草や街路樹のチップ、鶏糞、牛糞などを発酵させた自家製堆肥を使用。黒点病の原因となる枯れ枝や害虫を手作業で取ったり、できるだけ農薬や肥料に頼らず、樹々の持つ力を最大限に引き出すように剪定や摘果を行ったりしています。

また、残留農薬を抑えるために最終の散布から収穫まで最低60日以上期間を空けるようにし、すべての樹の果実、なかでも味の悪そうなものをを味見して、樹の選別を行いながら収穫しているといいます。さらに、機械選別による味の劣化を防ぐために選別はすべて手作業で行うなどの徹底ぶり。

そんな愛情をたっぷり受けて育ったみかんの味を児玉さんは「実家のお母さんから届くようなみかん」と表現しています。「母親は我が子には一番美味しいみかんを食べさせてあげたいと思って育てますよね。安心・安全のために防腐剤やワックスも一切使用していません」と話します。

みかんの名産地というイメージの強い和歌山県ですが、実は柿や八朔などの生産量も全国1位を誇ります。「観音山フルーツガーデン」では「地元のフルーツを盛り上げたい!」と自社農園以外のフルーツも販売。2007年に家業を継ぎ、ネット販売の礎を築いた6代目の児玉芳典さんは「だれが、どこで、どんな想いで作ったフルーツなのかをきちんと伝えていきたい」と語っています。

“果物語”の詰まった観音山のフルーツをぜひご賞味ください。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 観音山フルーツガーデン

    生産者名 観音山フルーツガーデン 詳細

    明治44年より代々続く、柑橘を中心としたフルーツ農園。近年は和歌山県産フルーツの生産(1次)×加工(2次)×販売(3次)のいわゆる六次産業化に力を入れている。また、国内外から研修生を受け入れるなど、様々な取り組みで和歌山県産フルーツを全国、世界に発信。「和歌山県産フルーツの良さを皆様に知って頂き、フルーツでお客様と地域に潤いをもたらせたい!」と日々励んでいる。

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