こんにちは。
無印良品 港南台バーズです。
今回は、韓国出身の店舗スタッフ、パクが韓国の夏の知恵をご紹介します。
みなさんは夏の季語「三伏(さんぷく)」をご存じですか。
夏の中でも一番暑さが厳しい時期を「三伏(さんぷく)」と言います。暦としては夏至後の3番目の庚(かのえ)の日を初伏、4番目を中伏と言い、立秋後の1番最初の庚の日を末伏になります。この3つを合わせて三伏と言い、三伏の約1か月間の暑さを韓国では「三伏の猛暑」と言います。
「サムゲタン(参鶏湯)」は夏が本番。韓国ではこの三伏の日に暑気払いとしてサムゲタンを食べます。その中でも最後の末伏は、韓国でサムゲタンがもっとも売れる日です。韓国人にとって暑さを熱い食べ物で乗り切る「イヨルチヨル(以熱治熱)」は当たり前な習慣なのです。
サムゲタンづくりといえば「インサム(高麗人参)」「ファンギ(黄耆)」「ノクトゥ(緑豆)」「テチュ(なつめ)」「チャッ(松の実)」などの材料があり、それぞれに意味があります。
「インサム(高麗人参)」は言うまでもなく滋養強壮の代表的な食材。高麗人参は高価なイメージですが、サムゲタンには安価な「スサム(水参)」を使います。「ファンギ(黄耆)は多汗症などに良いと言われ、お茶として飲むこともあります。「ノクトゥ(緑豆)も解熱、解毒の効果があるとされています。韓国ではお米と一緒に炊いて雑穀ごはんにしたり、粉にしたもので緑豆チヂミを作ることもあります。「テチュ(なつめ)」、「チャッ(松の実)」はポッサムキムチや伝統菓子など、韓国料理によく登場する漢方食材です。
港南台バーズキッチンカウンターでは、8月の料理教室でグループラボとして「サムゲタン」を紹介しました。夏にサムゲタンを食べる理由や食材の効能などを紹介させていただき、そして試食。約1時間半韓国の夏を越す知恵を味わっていただきました。意外と簡単で、1時間でできるとは思わなかったとびっくりされる参加者が多くいらっしゃいました。
味付けもほとんどせず、韓国の家庭と同じように、自分の好みで塩とこしょうを入れていただきました。最初は味付け無しのスープと肉を食べていただき、次にもち米と緑豆でお粥にしたものを、最後にはニラキムチ、ネギキムチを乗せて食べていただきました。
参加者のみなさんからのたくさんの質問に答えながら「どうして暑いのに熱いものを食べるの?」と聞いたりしていた子供のころの自分を思い出し、懐かしくなりました。
長時間煮込んで軟骨まで食べられる韓国のスタミナ食「サムゲタン」。
手づくりも簡単で、一人暮らしでも残ったら冷凍してもおいしくめしあがれますよ。でもちょっとすぐに漢方をそろえたり、丸鶏でつくるのはハードルが高いという方には、無印良品にも温めるだけで手軽に楽しめる「ごはんにかける サムゲタン」、冷凍食品の「サムゲタン(韓国風鶏のスープ煮込み)」があります。
実は夏にこそ食べていただきたいメニューです。まだまだ暑いこの時期、夏バテした身体に韓国のくらしの夏の知恵、「サムゲタン」はいかがでしょうか。
ぜひ体調を整えて元気な夏をお過ごしください。
こちらのおたよりでは随時情報を配信していきます。
ぜひ店舗フォローしてくださいね。
無印良品 港南台バーズ公式instagramでは毎日の入荷情報やレシピ、コーディネートなど発信していきます。
↓フォローはこちらから
無印良品 港南台バーズ 公式instagram
無印良品 港南台バーズ