こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
今回は、BOOKS担当より4月のおすすめのご案内です。
MUJIBOOKSでは、毎月テーマを変えて特集を作っています。
4月のテーマは「身になる文庫」
新しい生活のはじまりに、
名随筆からマンガまで
ポケットに入る教養を贈りたい。
今回は文庫本ばかりで構成された、ボリュームたっぷりの選書です。
大きく6つのテーマに分かれています。
「はじまりの季節」
4月は、出会いと別れが交差する一方で、
やわらかい日差しに草花が芽吹く生命の季節。
ひとり静かに読みたい切ない小説から、散歩に持ってでかけたい野草ハンドブックまで、
芯のある軽やかな本を集めました。
「学びたい」
科学や文学と聞くと、なんだか難しくて頭が痛くなるという人にこそ手に取ってほしい学べる文庫。
名だたる先人から、知識を身につけるよりも大切な「世界に対する好奇心」を存分に感じることができます。
「本のはなし」
本と向き合うことは、世界と向き合うこと。
本を読むことは、作者やその本に関わったすべての人と対話すること。
本の歴史、本の装丁から作家の愛読書リストまで、本の中にある本の風景を集めました。
「美しいもの」
野に咲く草花、割れた茶碗、雑巾を絞る仕草にも、それぞれ固有の美しさが宿っています。
それを見つけるこころがあれば、この世界は美しいもので溢れている。
ここに、美しいものを見つける名人を集めました。
「春をうたう」
日本人は、言葉にかんたんにできないことを、うた(歌・詩・唄)にのせて伝えてきました。
この春、たいせつなだれかに、うたの本を贈ってみませんか。
あたらしい出会いの季節になりますように。
「マイペース」
なにかを成し遂げるには、図々しさや打たれ強さ、つまりマイペースを保つ必要があります。
エッセイストも、映画監督も、漫画家も、ゴールはそれぞれですが、
ド派手に行くのも、地道にコツコツも、十人十色。
担当よりおすすめの本はこちらです。
MUJIBOOKS文庫 人と物5『茨木のり子』
著者:茨木のり子
価格:550円(消費税込み)
MUJIBOOKSより出版している「人と物」シリーズの第5弾。
茨木のり子さんの21篇の詩と2つのエッセイが収録されています。
茨木のり子さんのことばはとても力強く、どこまでも深い愛があるように感じます。
この本にも収録されている「みずうみ」という詩の、
「人間は誰でも心の底にしいんと静かな湖を持つべきなのだ」という一節は、
わたしの人生の一つの道しるべになっています。
他にもたくさんの素敵なことばがあふれているので、是非お手に取ってごらん下さい。
場所は店内中央、コーヒーマシンの近くの屋台です。
新生活の最初を、文庫本と共に過ごしてみてはいかがでしょうか。
それでは、今回はこの辺で終わりにしようと思います。