こんにちは、無印良品イーアス春日井です。
今回は、BOOKS担当より7月のおすすめのご案内です。
MUJIBOOKSでは、毎月テーマを変えて特集を作っています。
7月のテーマは「忘れられない味」
もう一度、旅先で食べたい
忘れられない味がよみがえる。
世界と日本のご当地グルメ。
だんだんと、旅行に行く人も戻ってきました。
かといって、まだまだ気軽には行けないものですよね。
そんな今だからこそ、「忘れられない味」をご紹介。4つのテーマに分かれています。
「口福のレシピ」
生きることは、食べること。そんな口福な人たちをご紹介します。
食通の作家、食べ歩きが生き甲斐の編集者、旅を糧に創作を続ける料理人。
ページから美味しい匂いがたちあがる絶品エッセイ。
「世界のキッチン」
旅先で台所を見せてもらえる機会はめったにありませんが、
台所にこそ、ふつうで豊かな食文化があります。
その土地で生活する人々の愛情と知恵が溢れている世界の台所をこっそり覗いてみてください。
「日本のソウルフード」
食材は自然の恵み、食卓は社会の鏡。
沖縄で祝いの席を彩るあんだぎい、九州の新鮮な魚を使ったぶえんずし、大阪のアブラカス、サイボシ。京都の野草。アイヌの鹿肉、川魚料理。
ディープな旨味が食欲を刺激します。
「おいしいお土産」
数年間の外出自粛のせいで、旅に出れない日々が少々長すぎました。
まだまだ遠出がおっくうな人のために、ご当地のお菓子や駅弁などおいしいお土産をご紹介します。
本なので、日持ちも心配御無用。
担当よりおすすめの本はこちらです。
「旅と料理」 CCCメディアハウス
著者:細川 亜衣
価格:1870円(消費税込み)
料理家である著者の細川亜衣さんが、旅をした時に食べたもの・見たもの・感じたことを頼りに、エッセイとレシピを綴っています。
中国や台湾、韓国、フランス、モロッコ…。
国境を越えた沢山のレシピが掲載されています。
ふつう、レシピ本は「どんな料理を作りたいか」というところに焦点が当たります。
でも、本書は「どんな料理を作りたいか」というより、「どんなことを感じたか」に焦点が当たっているように思います。
ぼくたちは、毎日色々なものを食べて生きています。
しかし、忙しさや余裕のなさを言い訳にして、食べることを適当に済ませてしまう時もあります。
夏バテしてしまって、食欲すら湧いてこないことも。
もちろん、手を抜いて休むことも大事なことです。
それでも、本書を読むと少しだけ食べることへのモチベーションが上がるように思います。
美味しいものを食べること、作ること。
誰かのために、自分のために。
それは普遍的な人と人との関りであり、とても幸せな日常です。
ぜひ、お手に取ってあなたの「忘れられない味」を思い返してみてはいかがでしょうか。
場所は店内中央、コーヒーマシンの近くの屋台です。
誰かの忘れられない味を分かち合えたら、
気持ちだけでも旅に行けるような気がしますね。
それでは、今回はこの辺で終わりにしようと思います。
イーアス春日井