【酒田POP-UP STORE】こうみえてシャープペンです

こんにちは。
無印良品 酒田 POP-UP STOREの高山です。

少し前に木軸２ｍｍ芯シャープペンという商品が入荷しました。  
０．５ｍｍのシャープペンと比べてみるとその差は一目瞭然です。
入荷以来、形はシャープペン？でも芯の太さや本体が木なので手触りは鉛筆？どうして組み合わさったのだろう？どんな場面で使いやすいのだろう？そんなことを考えていました。
そして今日、スタッフと「この場面に使うといいのでは？」というシチュエーションが思い浮かびました。
マークシートの試験のときとかいかがでしょう？
シャープペンだと細すぎてマークしたところを消しゴムで消すと跡が残ってしまったり、鉛筆だと芯が折れてしまうことが心配だったり。そんな不安をシャープペンと鉛筆のハイブリッドともいえるこのペンならば！

私自身、マークシートには苦い思い出がいくつもあります。高校２年生のとき、一度だけマークシートで行われた学力テストで「点数は答案用紙の裏面に書いてます」と先生に言われたのでひっくり返してみるとそこには見慣れた先生の筆跡で「１７」。

「先生、僕、裏面に出席番号が書かれています」（一斉に吹き出すクラス内）

「私も確認しましたが、それが点数でした」（一気に凍り付くクラス内）

１７点という点数を先生も疑ってくださったのはせめてもの救いでした。
それでも、あのときこのペンがあれば。少なくとも芯が折れる心配や消した跡のストレスもなく、落ち着いてテストに臨めたと思います（実際にこの後答え合わせをしていったら不慣れなマークシートをきちんと塗りつぶしていなかったせいでちゃんと点数はとれていました。成績としては１７点のままですけどね）。

ちなみに、いっしょに写っている黒いけしごむ、何かかわっていると思いませんか？
消しゴムって一般的には白いものが多いと思います。無印良品も白いけしごむも販売しています。でもこの消しゴムは黒。
黒い理由は、使って本体が汚れても気にならないようにするためです。白い消しゴムを使った後、本体が黒く汚れているのが気になって、机でこすってきれいにしたりしたことはありませんか？こどもの頃は気になって仕方なかったのですが、大人になってからあれってすごくもったいなかったなと感じます。でも、元々黒ければそんなストレスも感じない。一般的かどうかではなく、そのモノとしてどうだといいのか。この商品はそんな声にならない声に耳をすましてできた商品だったのです。
無印良品の店内を見回してみると、「なんでこんな形なんだろう」「なんだかかわっているなぁ」と思うものが色々あります。そんな隠れた商品の魅力をこれからもこのおたよりで伝えていきたいと思いますし、ぜひお客様自身でもさがしてみていただけたらと思います。


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