こんにちは。
無印良品東京有明2Fのスタッフです。
今日もたくさんのお客様にご来店いただき、商品との出会いをお手伝いさせていただきました。
ふと上を見上げると...。
「天井が、、ない、、、。」
実際に "ない" わけではないのですが、さまざまな管が入り込んでいる様子がむき出しになっています。
これらを隠すために天井を設置したいところですが、無印良品ではあえて『素のまま』の状態に。
ただただ「天井の裏はこんなことになっているのか」という発見がありますが、この天井が意味するのはそれだけではないようです。
モノの生産プロセスを徹底して合理化することで簡潔で気持ちのいい商品の生産にこだわっている、ここ無印良品。
その一例として、漂白などのプロセスを省略することで素材本来の味を生かした商品を生み出していることが挙げられます。
「これがいい」ではなく「これでいい」
単純であり空白であるからこそ、あらゆる人々の思いを受け入れられる究極の自在性がそこに生まれる。
無印良品ではこの考えを大切にしています。
もちろん、天井に奥行きを持たせることで売り場を広く見せる工夫でもありますが、無印良品の理念を体現した結果であるとも言えるのです。
ある1つの管をたどっていくと迷路のように入り込んでいて、無我夢中で行き先を追いたくなるのは私だけでしょうか。
当店ではそれらの管はすべてシルバーで覆われていますが、そこまで主張を激しくせずにお店の空間になじんでいます。
これらの管があと数cm、数十cm下にあるだけで、店全体として圧迫感を感じやすくなってしまうのだとか。
快適にお買い物していただける空間造りに天井が一役買っているということですね。
たくさんある天井のシルバーの合間に、どことなく現れるゴツゴツした灰色の部分。
ただの天井の一部なのですが、それをたどってみると…
「あれ。どこへつながっているんだろう...」
なるほど。柱の中につながっていたのか....。
つまり、これは『柱』だったみたいですね。
そういえば、関東最大級の面積を誇るお店に柱がない、わけがない。
でもそれらがすべて商品で埋め尽くされていると、その存在はとても気付きにくくなります。
おもしろい。
ちなみにこれらの柱はいわゆる『ベージュ』の色をしていますが、無印良品が着目している自然由来の素材「木・金・土」のうちの『土』を表現しています。
当店にご来店なされた際は、ぜひ立ち止まって上を見上げてみてください。
【リンク】
■無印良品の空間企画■
https://www.muji.com/jp/business/space-planning/
■無印良品東京有明■
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無印良品 東京有明
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