MUJI Renovation Clubでは、地域のリノベーション会社様と無印良品が連携し、住まいづくりのお手伝いをしています。無印良品に限らず、“リノベーション”という家づくりの方法を通して、日本のくらしや新しい住まいの在り方を考え、実践していくための活動を行っています。
本日は、東京都目黒区を拠点に展開をされています、
ReBITA様のリノベーション事例をご紹介いたします。
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【クローゼットを中心に服とのよい関係を築く空間】
ご夫婦ともにアパレルの仕事をしているTさんご夫妻。リノベーションをしたのは、築34年のヴィンテージの風合いをもつマンション。高台の斜面に階段状に建つ物件は、室内も2層のスキップフロアになっており、165㎡を超える広々とした面積を誇ります。書斎や大きなワークスペースを備え、LDKの概念に縛られない、おおらかな空間を実現したリノベーション事例です。
【目指したのは「現代のケース・スタディ・ハウス(※)」】
二人の好みのテイストを表現するため、素材感や色調にこだわりました。「ケース・スタディ・ハウス」やミッドセンチュリーなど、非日常的な雰囲気をもち、“かっこいい空間だけどリラックスできて落ち着く感じ”というテイストの実現に向け、設計を進めていきました。
LDKは床をタイルとフローリングの組み合わせにしたいなど、マテリアルと色の希望を細かくお打合せしました。玄関ホールの床にはグレーのタイルを使用し、LDKと書斎の境界でフローリングに切り替わる部分の見切りに真鍮を使うことにしました。そこから収納の取っ手にも真鍮を使うというアイデアが出てきて、手掛けの形状などのディテールも詰めていきました。結果として、床の見切りと収納の取っ手にライン状の真鍮が走り、空間を引き締めています。そのほか、塗料の調合なども現場に立ち会い、実際に見ながら確認し、進めていきました。
※ケース・スタディ・ハウス=1940年代からアメリカ西海岸で始まった実験的住宅プログラム。チャールズ&レイ・イームズなどが参加。
【服とのよい関係を築く空間】
当初から、階段を下がったフロアは、服のための空間にしたいというご希望がありました。設計では、ワークスペースの壁面と、寝室や水まわりをつなぐように、真ん中を通り抜けできる回遊性のあるウォークインクローゼットを配置しました。「ふたつのクローゼットを中心に、暮らしの中で思う存分服を楽しむことができ、服とのさらなるよい関係を築ける空間になりました。」とのご感想を頂いております。
■図面
■物件情報
種類:マンション
築年数:34年
間取り変更:3LDK → 1LDK+2WORKSPACE + W.T.C.
設計期間:4.5ヶ月
工事期間:4ヶ月
家族構成:夫婦
■リンク
ReBITA様:
https://www.rebita.co.jp
MUJI Renovation Club HP:
https://housevision.muji.co.jp/renovation/
(※MUJI Renovation Clubのたくさんの事例をご覧いただけます。)
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