こんにちは。
無印良品近鉄四日市のBOOKS担当です。
熱帯雨林になったかのように、毎日蒸し暑く、突然の雨に見舞われる四日市ですが、みなさんいかがおすごしですか。
古書売場の隣に毎月テーマを決めて、「今月の特集」のコーナーが作ってありますが、8月の特集は『絵になる日々』です。
本日、おススメする本は、8月の特集の『絵になる日々』よりアメリカで話題になっているマンガです。
「スピン」
著者: ティリー・ウォルデン
訳者: 有澤 真庭
発行所: ㈱河出書房新社
定価: 1,760円(税込)
クールジャパンは、外国人がクール(かっこいい)ととらえる日本の魅力ですが、その中に、アニメやマンガがあります。
日本のマンガは、世界中で翻訳されて親しまれていますが、日本で海外のマンガを読まれている方は、まだ少ないのではないでしょうか。
「8月の特集」では、アメリカやフランスのマンガも取り寄せてみました。
元祖オタクのようなBOOKS担当もアメリカの少女漫画は、初めて読みました。
コマ割りもシンプルで、効果線や効果音もないのですが、モノクロの上質なフランス映画を観ているような、グラフィックデザインのようなマンガです。
10代の少女の日常の中でのスポーツや友だちとの関係や同性への初恋などが、たんたんと過ぎていく毎日の中での葛藤や無力感、家族への苛立ちが描かれています。
このマンガは、読む人の置かれている状況によって、響く気持ちと感想が分かれると思います。
10代の人には、真っただ中の葛藤に身が震えるかもしれません。
20代、30代の人には、過ぎ去ったけどまだ生々しい記憶でしょう。
40代、50代の人は、娘の気持ちに寄り添いたいと思うでしょう。
60代以上の人は、ありし日の青春の思い出と孫への賛歌になるかもしれません。
こちらの本は、古書売場の「8月の特集」コーナーにあります。
8月の特集は『絵になる日々』です。
「くらしの漫画」、「遠ざかる日の記憶」、「れきしの絵解き」、「バンドデシネ」の4つテーマの本が揃えています。
無印良品近鉄四日市にお買い物に来たら、MUJIBOOKSにもぜひ見に来てください。
あなたの青春にささる本に出会えるかも。