こんにちは、無印良品近鉄四日市の食品担当です。
本日より、伊勢志摩産の「長ひじき」「芽ひじき」と、松坂市産の金の茶包(深蒸し煎茶)の販売を始めます。
「よっかいちの良品」というタイトルの元、暮らしや風土に根差した地元ならではの商品、地元で愛用されている特産物などを販売します。身近にあるからこそ知らなかった、三重の素敵な商品を、知っていただけるきっかけになればと思います。
実は三重県は、ひじきとお茶の生産量が全国3位。その中でも、志摩地方は、日本でも有数の天然ひじきの生息地といわれています。
国内で流通しているひじきの中で、天然の国産品はなんと10%以下。韓国、中国産が多く、そのほとんどが養殖だそう。天然のひじきは、岩場に根を張って成長しているため、太く、身の詰まったものが採れるそうです。
また、ひじきは、一度茹でてから乾燥させる加工方法が主流ですが、伊勢志摩産は、蒸してから乾燥させています。そのため、栄養分が水に流れ出ず、ひじき本来の風味やおいしさを保つことが出来るのも特徴のひとつです。この蒸す製法は、長く伊勢で受け継がれてきた伝統製法で、茹でるのに比べ、熱の通りを均一化するのが難しく、高度な技術をもって製造されているそうです。
長ひじきは、茎の部分をあつめたもの。岩場に根を張り、成長してきたひじきだからこそ、歯ごたえが良く、煮物にしても煮崩れません。養殖のひじきでは出せない歯ごたえ、ひじき本来の風味を存分に楽しむことが出来ます。
続いて、「金の茶包(深蒸し煎茶)」を紹介します。お茶処と言えば静岡や京都のイメージが強いですが、三重県が全国生産量第3位のお茶処であることはあまり知られていません。三重県の中でもお茶作りが盛んな地域の一つに、松坂市飯南町があり、このあたりで収穫される茶葉は、一般的に「伊勢茶」として流通されています。
このあたりの地域は、お茶作りに適した気候、地形に恵まれていて、葉肉が厚く、旨味がぎゅっとつまった茶葉が出来上がるそうです。さらに、茶葉を通常の2、3倍長く蒸すことで、まろやかな旨味とコクを持つ、「深蒸し煎茶」に仕上がっているそう。苦みさえおいしく感じるような、旨味たっぷりの高級感ある味わいが楽しめます。
また同じく本日より、Cafea&Meal MUJIにて、この深蒸し茶を使った商品を販売します。
冷茶とパンコッタです。
※冷茶は単品は無く、セットドリンクのみでのご提供となります。
見た目も涼し気で、どちらもひんやり、さっぱり頂ける、暑い日にぴったりなメニュー。深蒸し煎茶のおいしさを手軽にお試しいただけます。
是非、Cafea&Meal MUJI の商品をお試しいただき、深蒸し煎茶のおいしさを味わって頂けたらと思います。
”三重”の無印良品だからこそ、楽しめる商品や発見がある。無印良品近鉄四日市への来店が、三重のおいしいもの試す、再発見して頂ける、きっかけになればと思います。国内でさえも、県外に行きにくい今だからこそ、地元の物にもう一度目を向けて、三重のおいしいものを楽しみませんか。