2月2日(土)に『伊勢木綿でつくるタッセルづくり』のワークショップを行います。今回は無印良品近鉄四日市のオープンからつながりのある「臼井織布株式会社」の方とアイデアを交換して準備を進めてきました。まずは講師の村上さんからワークショップに対する想いをお伝えします。
「今回のワークショップを担当させて頂く、伊勢木綿織元・臼井織布株式会社の村上です。
わたし達の工場は、津市にあります。
室町時代末期、伊勢湾に面する温暖なこの地域に綿花の栽培が根付いたのち、農家の子女の副業として、木綿が織られはじめました。これが、伊勢木綿のはじまりです。
弊社は、江戸時代に紺屋(染色業)として創業し、明治時代に入った頃から、織物業を兼ねるようになりました。明治20年代以降は、織元として伊勢木綿をつくり続けています。
現社長は、創業から数えると9代目、本格的な織物業をはじめてからは5代目にあたります。
私が入社したばかりの頃、お客様から「糸を分けてほしい」というご要望がありました。
社長は「うちは織元。生地を売るのであって、糸は売れない。先代もそうしていた。」というような返答をしていました。
その言葉に、織元としての誇りのようなものを感じました。
先代もそうだった、ということはおそらく先々代もその前の代も…、という脈々とつづいてきた歴史も感じました。
製造工程でどうしても残ってしまう糸は、織機の一部に使う“ひも”にしたり、毎日のそうじに使う“はたき”として使っています。
ですが、今回このようなワークショップの機会を与えて頂き、普段はほとんど工場の外に出ることのないこの糸を使って、皆さまと“タッセル”をつくりたいと考えました」
以上、村上さんからステキなメッセージをいただきました。
今回、『タッセル』をつくるワークショップということでカバンに巻き付けたり、アクセサリーにしたりと多目的につかえます。ぜひこの機会にご参加ください。
日時:2月2日(土)11時~12時、13時30分~14時30分
定員:8名
参加費:500円(税込)
対象年齢:16歳以上
ワークショップ参加をされたい方はこちらをクリックしてください。

臼井織布株式会社のホームページはこちらです。
無印良品 近鉄四日市 5階
営業時間 10:00~20:00